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消費増税とWindows 7終了でPC市場好調か マイクロソフトなどモダンPCで飛躍狙う

2019年11月27日 19時00分更新

文● 上代瑠偉 編集● ASCII

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9月までの売れ行きは「想像以上でした」

日本マイクロソフトの執行役員 コンシューマー&デバイス事業本部 デバイスパートナー営業統括本部長を務める梅田成二氏。

日本マイクロソフトの梅田成二氏。Dynabook 常務執行役員 生産・調達・営業所管を務める長嶋忠浩氏。デルのコンシューマー&ビジネスマーケティング統括本部 本部長である田尻祥一氏。日本HPのパーソナルシステムズ事業本部 コンシューマー事業本部 本部長を務める沼田綾子氏。富士通クライアントコンピューティングの執行役員 新規事業本部長 兼 コンシューマー事業本部 副本部長を務める高嶋敏久氏。NEC レノボ・ジャパングループのコンシューマー事業 プレジデントを務める河島良輔氏(左から順に)。

 イベントでは、パートナー企業のDynabook、デル、日本HP、富士通クライアントコンピューティング、NEC レノボ・ジャパングループによるパネルディスカッションを実施。司会は日本マイクロソフトの梅田成二氏が務めた。各社それぞれモダンPCの売れ行きや概要、イチオシ製品、年末商戦の戦略に言及した。

Dynabookの長嶋忠浩氏。

 Dynabookの常務執行役員 生産・調達・営業所管を務める長嶋忠浩氏は、ノートPC「dynabook Z8」を紹介。15型で1.3kgという軽量さを実現し、Wi-Fi 6など、4年〜5年と使っても後悔しない技術を盛り込んだとアピールする。

デルの田尻祥一氏。

 デルのコンシューマー&ビジネスマーケティング統括本部 本部長である田尻祥一氏は、9月までの需要を振り返って「非常に好調でした。昨年対比ベースで見ても、非常に大きな成長を達成することができています」と言及。消費増税の駆け込み需要と、Windows 7のサービス終了の影響もあり、高価格帯の製品のニーズが高かったと詳細を述べた。

 イチオシ製品としては、ノートPC「Inspiron 13 7000」を紹介。本製品は995gの軽量さを実現している。デルは外資系メーカーなので、1kg以下の製品が人気という日本市場の特殊性を理解してもらうのは困難だったと苦労を語った。

日本HPの沼田綾子氏。

 日本HPのパーソナルシステムズ事業本部 コンシューマー事業本部 本部長を務める沼田綾子氏は、2 in 1ノートPC「HP Spectre x360 15」を紹介。15型の2 in 1ノートPCはYouTubeを観るときなど、家庭での使用に満足度が高いと売り込んだ。

富士通クライアントコンピューティングの高嶋敏久氏。

 富士通クライアントコンピューティングの執行役員 新規事業本部長 兼 コンシューマー事業本部 副本部長を務める高嶋敏久氏は、注目製品として、2 in 1ノートPC「LIFEBOOK UH95」を紹介。インカメラとアウトカメラを搭載したことや、有線LANポートを搭載していることなど、本製品のこだわりを語った。

NEC レノボ・ジャパングループの河島良輔氏。

 NEC レノボ・ジャパングループのコンシューマー事業 プレジデントを務める河島良輔氏は、9月までの売れ行きを振り返って「消費増税の駆け込みと、Windows 7のサービス終了の駆け込み、その両方がうまく重なりました。想像以上でした」と感想を述べた。

 注目製品としては、NECPCのノートPC「LAVIE Pro Mobile」と、レノボ・ジャパンのノートPC「Lenovo Yoga S740(15)」を紹介。LAVIE Pro Mobileはデザインや質感に力を入れており、プロの使用にも向いているという。Lenovo Yoga S740(15)はNVIDIA GeForce GTX 1650を搭載し、スリムな筐体を実現しており、クリエーターやゲーマーなどに最適と語った。

(次ページでは「日本エイサー「Swift 7」などが展示」)

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