運動性能はそんなに高くないが
すぐに飛ばせる気軽さがいい
さて、実際に飛ばしてみたところ、あまり運動性能は高くないというのが率直な感想。SELFLYはフライト設定から「ALTITUDE RANGE(高度範囲)」と「SPEED RANGE(速度範囲)」を設定可能ですが、SPEED RANGEを「FAST」に設定しても前後左右への移動速度は人の歩行速度程度。また、その場で旋回させようとしても、渦巻き状に移動して位置がずれていってしまいます。軽やかな飛行を楽しむドローンではないですね。
これはSELFLYで撮影した動画。プロペラガードを装着し、速度のみ「FAST」に設定しています。それほど移動速度が速くないことと、旋回時に位置がずれていることがわかります。プロペラガードをはずせば、ある程度運動性能が高くなる可能性はあります
画質は筆者の仕事部屋で撮影した画像でご確認ください。実は秩父の山中で1回、さいたま市の公園で1回写真撮影を試してみたのですが、どちらの場合でもシャッター音は鳴ったのに、なぜかiPhoneに写真が記録されていませんでした。
ちなみに操作・撮影用アプリ「AEE SELFLY」は最新版が5ヵ月前に提供開始されたバージョン1.1.1。原因は見当がつきませんが、もしiOS 13との互換性などに起因するのであれば、早急にアップデートが提供されることに期待したいところです。
SELFLYは運動性能よりも携帯性を重視したドローンです。正直、画質もそれほど高くはありませんが、iPhoneと一緒につねにドローンを携帯できるという点には、スパイ道具のようなロマンを感じます。
ただし、今回はアプリに不安定さがありました。iPhone、アプリ、SELFLYを再起動しても改善は見られなかったです。もし購入を検討するなら、アプリがバージョン1.1.1以降にアップデートされているか事前に確認することをオススメいたします。
※現在品切れ中ですが、7日の10時から+Styleにて販売再開の予定です。