「PCゲームやVRを高画質に楽しみたい」「映像編集や3DCGに興味がある」といった理由で、高性能なゲーミングPCに興味を持つ人も増えてきた。だが、高性能とはいえ大型のPCは置きづらい……。そんな人にピッタリなのが、TSUKUMOのコンパクトかつハイエンドなデスクトップPC「G-GEAR mini GI7J-E190/T」だ。なお、今回お借りしたのはツクモがさまざまなイベントに貸出している特別モデルのため、実際の製品には「G-GEAR「TSUKUMO」のロゴが無い事をご了承いただきたい。
G-GEAR mini GI7J-E190/TはCPUにIntel「Core i7-9700K」、グラフィック性能を決めるGPUはNVIDIA「GeForce RTX 2070」を採用。いずれもゲーム向けのハイエンドの性能を持っているが、この構成で16万9800円(税別)と、20万円を切る価格を実現している。
一般のPCを凌駕する高性能ながらコンパクトなPCを、手ごろな価格で手に入れたい人にとっては理想的なチョイスとなっている。
「G-GEAR mini GI7J-E190/T」の主なスペック | |
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CPU | Core i7-9700K(8コア/8スレッド、3.6~4.9GHz) |
ビデオカード | NVIDIA「GeForce RTX 2070」(8GB GDDR6) |
マザーボード | ASRock「H310CM-ITX/ac」(Mini-ITX) |
メモリー | 16GB(DDR4-2666) |
ストレージ | 500GB SSD(SATA3) |
通信機能 | IEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.2 |
インターフェース | DisplayPort出力×3、HDMI出力、DVI-D出力、USB 3.0×4、USB2.0×2、ギガビットLANほか |
サイズ/重量 | 183(W)×390(D)×300(H)mm/約7.5kg |
OS | Microsoft「Windows 10 Home」(64ビット版) |
たとえば、TSUKUMOでも取り扱われている、先日発売されたばかりのハイエンドVRデバイス「VIVE Cosmos」は高解像度の立体映像を楽しめるが、性能を引き出すにはPC側に高い処理性能が求められる。だが、G-GEAR mini GI7J-E190/Tはコンパクトなボディーながら高い性能を有し、VRゲームも快適にプレイできる。
実は密かに増えている、リッチなVRゲームを楽しみたい、という人ならVIVE CosmosもTSUKUMOにて8万9882円(税別)にて購入できるので、G-GEAR mini GI7J-E190/Tとの同時購入もオススメしたい。
省スペースにハイエンドパーツを効率よく配置
VR機器接続やストレージ増設も問題なし
まずは、G-GEAR mini GI7J-E190/Tの外観から見ていこう。本機のケースは高さ300ミリとコンパクトで、各面をメッシュパネルで覆った構造だ。高い通気性に加えて、トップとサイドの二つのファンでCPUやマザーボード周りをしっかりと冷却できる。
内部は前方にCWT製 700W(定格 650W)80PLUS BRONZE対応の電源と、ストレージ向けのシャドウベイを搭載。後方にマザーボードのASRock「H310CM-ITX/ac」(Mini-ITX)を中心としてパーツを配置。もちろん、NVIDIA「GeForce RTX 2070」といった大型のビデオカードについても、余裕をもって設置できるスペースが用意されている。
インターフェースや拡張性についても見ていこう。基本的な部分では、USB 3.1 Gen.1端子が前面2つ背面2つ、USB 2.0を背面に2つ搭載。ディスプレー出力はHDMIが1つ、DisplayPortが3つ、DVI-D端子が1つだ。通信周りはギガビットLANと、Wi-Fi(IEEE802.11ac)、Bluetooth 4.2に対応する。
標準でWi-Fi対応なので、買ってすぐにネット接続できる。インターフェースも豊富なので、今回紹介するVIVE Cosmosほか多くのVRデバイスを接続できるだけの余裕がある。
自宅内のネットワークがWi-Fi中心の人でも気軽に設置できるほか、複数のインターフェースが必要なVR機器も問題なく接続できる仕様だ。
メインメモリーはDDR4-2666 16GB(8GB×2)を搭載、ゲーミング用途には十分な容量。ただ、メモリースロットが2つなので、後から容量を増やすには増設ではなく差し替えが必要だ。もし本格的なクリエイティブ用途を視野に入れているなら、購入時のカスタマイズで32GB(16GB×2)を指定するのもありだろう。
ストレージの増設だが、本機ではケース内に2.5インチシャドウベイが3つ(標準構成では片方にCrucial MX500を搭載)、3.5インチシャドウベイを1つ用意。さらに、マザーボード上にはM.2(PCIe Gen2x4 & SATA3)スロットが用意されている。保存容量が足りなくなった場合や、高速なストレージが必要になった場合も対応可能だ。