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2in1で約868g、キーボードのこだわりもスゴイ

超軽量で2in1でペン内蔵、作業の幅が広がるモバイルノートPC「LIFEBOOK WU3/D2」

2019年10月27日 10時00分更新

文● 八尋/ASCII

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「LIFEBOOK WU3/D2」

 富士通クライアントコンピューティングが販売する「LIFEBOOK WU3/D2」は、13.3型の2in1として世界最軽量をうたうノートパソコンだ。同社の世界最軽量ノートパソコンといえば、約698gを実現した「LIFEBOOK WU2/D2」のイメージが大きいだろうが、LIFEBOOK WU3/D2はその2in1タイプでデジタイザーが収納可能になったバージョンというイメージ。重さは約868gとWU2/D2と比べるとわずかに重いが、それでも13.3型としては軽量なモデルの1つといえる。

2in1なので、テントモードやタブレットモードで使える

デジタイザーが収納されている

 個人的には軽さを求めるならLIFEBOOK WU2/D2、軽さに加え2in1やデジタイザーでの入力など作業の幅を広げたいのであればLIFEBOOK WU3/D2をオススメしたい。

 LIFEBOOK WU3/D2の標準スペックはCore i5-8265U、4GBメモリー、約128GB SSDという構成で、価格は20万2580円からだが、同社のウェブ直販サイト「富士通 WEBMART」でクーポンを利用すれば16万38円から購入できる(10月25日現在)。加えて、CPUはCore i7-8565U、メモリーは8GB/16GB、ストレージは約256GB SSD/約512GB SSD/約1TB SSDも選択可能なので、用途や予算に合わせて最適な1台がカスタムできる。今回は、LIFEBOOK WU2/D2の外観について紹介する。

大人な色合いで堅牢性も確保した、モバイルに最適な1台

試用機のカラーはガーネットレッド。ラインアップの2色とも大人な雰囲気のデザインだが、どちらかというと派手なカラーが好きな人にオススメ

 LIFEBOOK WU3/D2のカラーはピクトブラックとガーネットレッドから選択できるが、どちらも大人な雰囲気の色合いでビジネスでも問題なく使えるデザイン。タブレットモードやスタンドモード、テントモードを実現する360度回転ヒンジも、違和感なく筐体に組み込まれている。2in1タイプだと、今まで試用してきたマシンの中ではスタンダードな使い方の部分で少し違和感を覚えるモデルもあったが、LIFEBOOK WU3/D2はノートスタイルでは普通のモバイルノートパソコンと同じ感覚で使える。

2in1でデジタイザーを収納できる筐体ながら、薄型を実現した筐体

 サイズがおよそ幅309×奥行214×高さ16.9mmで、カバンに毎日入れて持ち運べるサイズ。モバイルとして堅牢性にもこだわっており、タッチパネルの外周や筐体前面のコーナーに衝撃を吸収してくれる弾性樹脂パーツを配置。加えて、360度の開閉や捻りながらの開閉、タブレットモードでのキーボード面の店頭など、2in1として使う場合を想定した堅牢性テストも実施しているのは、安心感につながる。

タッチ対応ながらノングレアを採用するディスプレー

 LIFEBOOK WU3/D2のディスプレーの解像度は1920×1080ドット。ペン入力にも対応するタッチ対応ディスプレーだが、ノングレアパネルとなっている。タッチ対応ディスプレーはグレアパネルを採用しているモデルが多い印象があるだけに、モバイルマシンとして外でも映り込みなどを気にせず使えるノングレアパネルが採用されているのはありがたい配慮だ。

キーの重さを2段階調整、キートップのへこみなどユーザーへの配慮がすごい

シンプルなレイアウトながら凝ったギミックを備えるキーボード

 キーボードはモバイルながらエンターキーなどのサイズも大きく確保してあり、とても使いやすい印象。加えて、キーストロークは約1.5mmだが、指の力に合わせてキーの重さを2段階に調整しているという特徴がある。どういうことかというと、文章入力時に頻繁に使うエンターやスペースといったキーは軽めに、文字キーなどしっかり押下感があって誤入力を避けたいキーは重めに設定してあるのだ。

 私の場合は原稿だが、書類やメールなど頻繁に文章を入力することが多い人にとっては、この細かな配慮が長く使っていると活きてくる。配慮はこれだけではなく、キーに指がフィットするようにへこみを設けた「球面シリンドリカルキートップ」を採用しているのも特徴だ。

 さらに、キーボード上部にウェブカメラを内蔵している。これにより、タブレットモードにして画面を確認しながら会議などの資料を撮影できるようになっている。キーボード上部にはWindows Inkワークスペース起動ボタンも備えており、押せばすぐにペン入力が始められる。LIFEBOOK WU3/D2は2in1パソコンとしてただ形状を変えて使えるだけでなく、2in1ということを最大限に活かせるように考えられたマシンだと思った。

キーボード上部にウェブカメラを内蔵

Windows Inkワークスペース起動ボタンも備えている

 LIFEBOOK WU3/D2のインターフェースは、本体右側にUSB 3.1端子、SDカードスロット、有線LAN端子、左側にUSB 3.1(Type-C)端子×2、HDMI端子、USB 3.1端子、マイク・ラインイン・ヘッドフォン・ラインアウト・ヘッドセット兼用端子を配置している。薄型軽量なノートパソコンはその分インターフェースが犠牲になってしまうケースも多い中、フルサイズのUSBやHDMIに加え有線LAN端子まであるのは、ビジネスにおいてはかなり助かるポイントだ。

本体右側にUSB 3.1端子、SDカードスロット、有線LAN端子を配置

左側にUSB 3.1(Type-C)端子×2、HDMI端子、USB 3.1端子、マイク・ラインイン・ヘッドフォン・ラインアウト・ヘッドセット兼用端子を備える

2in1の特徴を最大限に活かせるモバイルノートパソコン

 LIFEBOOK WU3/D2は、モバイルノートパソコンとしてバリバリ使える薄さ・軽さ・堅牢性を持っているのに加え、2in1として様々なかたちで利用できる。そして、キーボード上のウェブカメラやWindows Inkワークスペース起動ボタンなど、2in1を最大限に利用できる要素も持っている。

 毎日持ち運ぶモバイルノートパソコンで、ペン入力など2in1ならではの使い方もできる1台がほしいのであれば、LIFEBOOK WU3/D2を検討してみてはいかがだろうか。

LIFEBOOK WU3/D2の主なスペック
CPU Corei5-8265U(1.6GHz)/Core i7-8565U(1.8GHz)
グラフィックス インテル UHD グラフィックス 620
メモリー 4GB/8GB(4GB×2)/16GB(8GB×2)
ストレージ 約128GB SSD/約256GB SSD/約512GB SSD/約1TB SSD
ディスプレー 13.3型(1920×1080ドット)、タッチ対応、ノングレア
内蔵ドライブ
通信規格 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 5.0
内蔵カメラ フロント:約207万画素ウェブカメラ、リア:約500万画素ウェブカメラインターフェース
インターフェース USB 3.1(Type-C)端子×2、USB 3.1端子×2、HDMI端子、有線LAN端子、マイク・ラインイン・ヘッドホン・ラインアウト・ヘッドセット兼用端子、SDカードスロット
サイズ およそ幅309×奥行214×高さ16.9mm
重量 約868g(25Whバッテリー)/約989g(約50Whバッテリー)
OS Windows 10 Home(64bit)/Windows 10 Pro(64bit)
富士通 FMV LIFEBOOK UH

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