メモリーもしっかり8GB搭載するほか、ストレージはSSDを採用
8万円台にしては高性能、Core i7搭載15.6型ノートPC「dynabook AZ55」
2019年10月04日 09時00分更新
第8世代CPUのCore i7-8550Uプロセッサーを搭載し、メインマシンとして存分に活躍できるポテンシャルを持つ「dynabook AZ55/G」。省電力型CPU採用で、15.6型としては長時間駆動な本機は、ビジネスマシンとして使い勝手のよい1台となっている。では、実際の実力はどうだろうか。今回は定番ベンチマークテストを実施し、本機の性能を検証してみた。
なお、直販サイト「Dynabook Direct」では、同シリーズの2019年春モデル「dynabook AZ55/M」が販売中。こちらはdynabook AZ55/Gと同じ外観のほか、Core i7-8550U、8GBメモリーを搭載し、ストレージは256GB SSD、512GB SSD、1TB HDDから選べる。そのうえ、約8万円というリーズナブルな価格なので、購入の際はぜひコチラをチェックしてほしい。
メインマシンとして活用できるパフォーマンスを発揮
まずはマシン全体のパフォーマンスを測るべく、定番のベンチマークソフト「PCMark 8」と「PCMark 10」、「3DMark」を用いて、性能をチェックしてみた。
PCMark 8は、通常作業などのパフォーマンスをチェックするための総合系ベンチマークソフト。今回は「Home」、「Creative」の2種類のチェックを行なった。
スコアはHomeが3532、Creativeが4689となった。予想していたよりも高いスコアが出ており、やはりメインマシンとして活用しても十分なスペックになっていることがわかる。
PCMark 10は、PCMark 8にあった各種ベンチマークテストを統合したベンチマークテスト。アプリ起動やブラウジングでの性能を測る「Essentials」、オフィス製品などでの性能を測る「Productivity」、画像や動画製作などの性能を測る「Digital Contents Creation」、それからゲーム関連の性能を測る「Gaming」の4種類のチェックができる。
計測した結果、Essentialsのスコアは7527、Productivityは5741、Digital Contents Creationは2798、Gamingは822となった。ゲーミングパソコンではないので、Gamingが多少低いのは想定内。むしろCPU内蔵のGPUでこのスコアなら及第点といえよう。
GPUはCPU内蔵で別途搭載しているわけではないので、ゲーミングパソコンのような3D性能を望むことはできないが、そのパフォーマンスを測るため、3DMarkによるテストを行なった。
結果、スコアはFire Strikeで974、Sky diverで3883、Time Spyで384となった。高負荷のゲームは厳しいだろうが、Sky Diverはそれなりのスコアを検出しているので、負荷の軽いゲームやブラウザーゲームなどはプレーできそうだ。
実際の3Dグラフィックスのレンダリングなどのベンチマークテストが可能な「CINEBENCH」。このソフトではCPU性能などを測ることができる。今回は「CINEBENCH R15(以下、R15)」と「CINEBENCH R20(以下、R20)」でベンチマークのスコア計測を行なった。
マルチコアの性能を表すCPUの結果は、CINEBENCH R15が506cb、R20でのCPU性能テストは1145tpsという結果となった。dynabook AZ55/Gに搭載されているCore i7-8550Uは省電力向けCPUだが、4コア/8スレッドあるので、一般的な作業であれば困ることはほとんどない。