EIZOは同社初となる21.6インチOLEDディスプレー「FORIS NOVA」を11月1日に発売する。販売はEIZOダイレクトのみで行なわれる。全世界500台限定で、価格は税別35万円。
本製品は書斎などのプライベート空間の限られたスペースに置ける省スペースで、一般的な液晶ディスプレーのようにバックライトがなく、完全な黒を実現し、緻密で色彩豊かな表現ができるOLEDパネルにより、普及が進む動画配信サービスなどの高解像度映像が楽しめるとしている。
幅広い明暗の表示が可能なHDR10や4K放送に用いられる入出力特性HLGに対応。BT.2020色域を約80%カバーし、色域の広さは一般的なディスプレーの約1.5倍を誇るという。
発表会では、映像制作現場で使用されているディスプレーとの比較デモが行なわれたが、炎の赤はより色鮮やかで、黒の引き締まりが良いため、暗い場面でのモノの視認性が高く、くっきりと表現されているのが印象的だ。
同社によると暗い場面の多いドラマや映画で活きるため、複数の動画配信サービスで配信されている「ゲーム・オブ・スローンズ」などでは効果を実感できるとのこと。
OLEDパネルを採用した製品というと、テレビでは55インチ以上の大型なモノしかなく、ノートパソコンでは15.6インチと小型。21.6インチというサイズは、プライベート空間で動画を楽しむならちょうどよいと感じる人もいるだろう。価格は同じ21.6インチでOLEDパネル採用のASUS「ProArt PQ22UC」が税別60万円と考えると、かなりがんばっているといえる。台数限定なので、気になった人は早めにチェックしてみるといいだろう。
「FORIS NOVA」の主なスペック | |
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パネル | OLED(アンチグレア) |
サイズ | 21.6インチ |
解像度 | 3840×2160ドット(204ppi) |
表示色 | 10億7374万色:10bit対応 |
視野角(水平/垂直) | 178度/178度 |
輝度 | 330cd/m2 |
コントラスト比 | 1000000:1 |
応答速度 | 0.04ms |
色域 | BT.2020カバー率80% |
入力端子 | HDMI×2(Deep Color、HDCP2.2/1.4) |
出力端子 | ラインアウト/ヘッドホン(ステレオミニジャック) |
スピーカー | 1.0W+1.0W |
重量 | 約3.2kg |
チルト | 11-30度 |
保証期間 | 購入日から3年、無輝点保証は購入日から6ヵ月 |