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Core i7-9700K、GeForce RTX 2070搭載で、高い拡張性

税別17万円台でヘビーゲーマーの願望に応える拡張性&性能のゲーミングPC

2019年09月26日 09時00分更新

文● MOVIEW 清水、編集●阿部/ASCII

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LEVEL-R039-i7K-TOVI-IeCの外観。アクセントとなる赤が見え隠れする配色が印象的

 グラフィックスの処理や素早い操作環境など、高いスペックが求められるゲーミングパソコン。eスポーツに挑戦するようなヘビーユーザーともなれば、パソコンの一瞬の挙動で勝敗を決することもあり、要求されるスペックはさらに高くなる。今回紹介する「LEVEL-R039-i7K-TOVI-IeC」は、そうしたヘビーユーザーのリクエストに応えられるスペックでありながら、17万円台(税別)で購入できるゲーミングパソコンだ。

 CPUは第9世代のCore i7-9700Kを採用し、GPUはGeForce RTX 2070を搭載。さらに、ミドルタワー型の筐体で、周辺機器などを豊富に実装できる拡張性を持つ。今回は、本機の外観や内部構造について紹介する。

筐体内部の熱を効率的に排気するエアフロー

 LEVEL-R039-i7K-TOVI-IeCの筐体は幅190×奥行き477×高さ432mmのミドルタワー型。筐体内部は余裕を持った配置となっており、吸気口から取り入れた空気で内部を効率よく冷やして排気できるよう設計されている。吸気口は左側面と底面、フロントパネル横の赤く塗られた部分にあり、その面積も広いので、多くの空気を取り込めるようになっている。

筐体の左側面。CPU・GPUに直接取り入れた空気を当てることができる吸気口の面積は広い。赤い部分にも吸気口が設けられている

 このサイドパネルは背面にあるネジで取り外すことができ、つかみやすいサイズになっているほか指で外せるので、ドライバーなどの工具なしでも脱着が可能だ。

サイドパネルを外した状態

 サイドパネルを外すと各パーツが余裕を持った形で配置されていることがわかる。底面からの空気は電源を冷やして排気され、前面から取り入れた空気はCPUやビデオカードを冷やして背面上部から排気される。

マザーボード周辺の拡大写真。写真左側に大型のファンがついている

豊富なスロットやベイ、外部端子で高い拡張性を確保

 筐体を開けたところで、内部の拡張性について見てみよう。まず拡張スロットは6つ用意されている。RTX 2070があらかじめ2スロット占有しているので、空きは4つ。すべてPCI Express 3.0でx16が1つ、x1が3つだ。

RTX 2070周辺の拡大写真。下4つのスロットが空いている

 拡張ベイは5.25インチベイが1つあり、DVDスーパーマルチドライブが使っている。また3.5/2.5インチ兼用の内蔵ベイが4つあり、そのうち3つが空いている。

拡張ベイ周辺の拡大写真。右側がメッシュになっていて、前面横から取り込んだ空気が通りやすくなっているのがわかる。左下は底面の吸気口

 外部端子はUSBだけで11基ものポートが用意されていて、さまざまな周辺機器を接続しても余裕のある数となっている。

背面には数多くの外部端子が用意されている

 背面は、USB Type-Aが3基、Type-Cが1基、USB 3.0が2基、USB 2.0が2基配置されている。そのほか、PS/2コネクター(キーボード/マウス兼用)、ライン出力、ライン入力、マイク入力、センター・サブ出力、リア出力、S/PDIF出力、有線LANポートをそなえる。

 前面は外部端子などがなく、DVDスーパーマルチドライブがあるだけというシンプルな作りになっている。

本体前面。電源ボタンすら前面にはない

 LEVEL-R039-i7K-TOVI-IeCの電源ボタンは前面右横の赤い部分にあり、前面上部の赤い部分には外部端子が用意されている。

本体前面上部。右側に電源ボタンがあり、上部にはUSB 3.0、USB 2.0×2、マイク入力、ヘッドフォン出力が配置されている

 本体上部にこのような端子が配置されているのは非常に特徴的だが、マルチディスプレーにしたり、通常よりも横長のディスプレーを使ったりする場合、机上に本体を置くスペースが取れず、足下に置くようなことがよくある。そうした際、本機のように上部に端子があれば楽に接続できる。ただしホコリも入りやすいので、前面上部の端子を使わない場合は、端子を保護する方法を考えておくとよいだろう。

 LEVEL-R039-i7K-TOVI-IeCの基本構成は以下のとおりだ。

試用機の主なスペック
OS Windows 10 Home 64bit
CPU Core i7-9700K(3.60GHz、8コア/8スレッド)
グラフィックス GeForce RTX 2070(8GB GDDR6)
メモリー 16GB(8GB×2、スロット数4のうち2スロット使用)
ストレージ 500GB SSD(M.2接続/NVMe対応)+1TB HDD
通信規格 有線LAN(1000BASE-T)
インターフェース(前面上部) USB 3.0×1、USB 2.0×2、マイク入力、ヘッドフォン出力
インターフェース(背面) USB Type-A×3、USB Type-C、USB 3.0×2、USB 2.0×2、DispayPort×2、HDMI端子、PS/2コネクター(キーボード/マウス兼用)、ライン出力、ライン入力、マイク入力、センター・サブ出力、リア出力、S/PDIF出力、有線LAN端子
拡張スロット PCI Express x16×2、PCI Express x1×4
拡張ベイ 5.25インチベイ×1、3.5/2.5インチ兼用内蔵ベイ×4
サイズ およそ幅190×奥行き477×高さ432mm

 次回は各種ベンチマークで、LEVEL-R039-i7K-TOVI-IeCの実力などを測ってみる。

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