アイ・オー・データ機器は9月12日から15日にかけて幕張メッセで開催している東京ゲームショウ2019にて、最新製品と共に10月下旬から2019年内に発売予定のディスプレー、キャプチャー機器、ストレージを参考出展した。なお同社はゲーミングディスプレーブランド「GigaCrysta」のファミリーブランドとして「GigaCrysta E.A.G.L」(E.A.G.Lは「Enjoy Advanced Gaming Life」の略)を新設。キャプチャー機器やストレージについては、この新ブランドからリリースされる。
ディスプレーで参考出品されたのは、プロゲーミングストリーマー集団「父ノ背中」とコラボした「LCD-GC251UXB/A」。本製品は240Hz対応24.5型ゲーミング液晶ディスプレー「LCD-GC251UXB」の派生モデル。ディスプレーアームを標準で備えつつ、通常のスタンドを廃止。また父の背中メンバー3名の推奨モードがプリセットとして用意されている。
キャプチャー機器は、アイ・オー・データ機器初の4Kキャプチャーボード「4K60p記録対応ソフトウェアエンコード型PCIeキャプチャーボード」と、最大4つのHDMI入力に対応したスタンドアローン型ライブストリーミングボックス「GV-LSBOX」を参考出展。どちらも動画配信者要チェックのアイテムだ。
「GV-LSBOX」はPCなしで配信・録画が可能なスタンドアローン型ライブストリーミングボックス。最大4つのHDMI入力に対応し、正面のボタンで録画、配信、スイッチング、画面合成が可能。
Twitch、YouTube、ニコニコ動画などに3ストリーム同時配信ができ、また3つの映像を同時に録画できる。PCなしで配信環境を構築したいという方にはもってこいの製品と言える。
ストレージは、内蔵SSDとしてM.2 NVMe SSD「SSD-GC256M2」(256GB版)、「SSD-GC512M2」(512GB版)、外付けSSDとしてUSB 3.1 Gen 1対応ポータブルSSD「SSPX-GC256G」(256GB版)、「SSPX-GC512G」(512GB版)が参考出展された。
「SSD-GC256M2」、「SSD-GC512M2」の読み込み速度は3400MB/s、「SSPX-GC256G」、「SSPX-GC512G」の読み込み速度は不明だが、「FINAL FANTASY XIV Windows版」を約14秒で起動可能とのこと。
今回発表されたストレージでユニークなのは、内蔵ハードディスク内のゲームをSSDに移動して、プレイを高速化する独自ユーティリティーソフト「GigaCrystalPhantom」が用意されること。内蔵ハードディスクからSSDにデータを移動する際、シンボリックリンクを作成するのでゲームを再インストールする必要はない。手軽にゲームを高速化したい方に重宝しそうなアプリだ。
ゲームに特化した製品群をサーカス小屋風の賑やかなブースで展示しているアイ・オー・データ機器。特にディスプレーを幅広く展示しており、実際のゲームで描画速度や画質を体感できる。横並びでさまざまなゲーミングディスプレーを比較できる絶好の機会なので、ぜひ足を運んでほしい。
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