RoboMaster S1は遊びごころをくすぐるガジェット
その後に登壇したのが、株式会社エクシヴィ代表取締役社長の近藤義仁氏。昨年、深センに行ったときに、たまたま池澤あやかさんと会ってRoboMasterがあることを知り、行ってみたという。すると規模の大きさに圧倒され、競技も面白く興奮し感動して帰国。今年になってRoboMaster S1が発売されることを知り、速攻で入手したそうだ。
そして、会社でいろいろとプログラミングしては遊んでおり、その模様はTwitter(ごろまん@GOROman)を通じて公開されている。今回の講演では、その中からゲームコントローラーにつないだり、ローラーブレードで一緒に踊ったりなどいくつか紹介したが、いちばん面白かったのがVRの中にデスクトップ画面を表示してRoboMaster S1を操作するというもの。
普通ならFPVで撮影した映像をそのままVRゴーグルに表示することを考えるが、仮想空間の中でRoboMaster S1を操作するという回りくどいことをしているところが素晴らしい。その場で実演もしてくれた(ただ、RoboMaster S1の内部ケーブルが抜けてしまったのかうまく動かなかったが)。
対戦ゲームも面白いが、アイデア次第でいろいろな遊び方が生まれるといういい実例を提示してくれた近藤氏。RoboMaster S1が非常に欲しくなる話だった。
講演が終わると、体験会を開催。5台によるバトルや、デスクトップPCを使っての対戦が楽しめた。操作は、画面を見てプレイするので、FPSゲームをやっているような感覚。特にデスクトップだと、キーボードとマウスでの操作になるので、完全にFPSゲーム。反応も俊敏で、何回か遊べば手足のように操縦できるだろう。
今回は、TSUKUMOによる会場限定の(といってもネットで購入することになるが)、来場者特典もありました。筆者も購入しようかと心が大きく揺らいだが、最近余計な出費が多く思いととどまった。余計な出費がなければ間違いなくポチっていただろう。それぐらいガジェット好きでありプログラミングを嗜む人には魅力的な製品。近くで体験できる場所があれば、ぜひ足を運んでほしい。