KDDIは8月16日、2019年度の総務省による第5世代移動通信方式(5G)の実証試験において、さまざまな場所や環境での多岐にわたるユースケースを想定した5G技術の有用性の検証を行なうと発表した。
KDDIが実施する実証試験では、複数パートナーと共同で各種ユースケースのために5Gに求められる機能や性能および社会への受容性などの評価に取り組んでいくとのこと。
KDDIは「複数基地局、複数端末の環境下で都市又は郊外において端末からの上り平均300Mbpsを超える超高速通信を可能とする第5世代移動通信システムの技術的条件等に関する調査検討の請負」の請負者として実証試験を実施する。
この実証試験では、スマートツーリズム案件の「高精細360度VR映像を用いた観光業促進への応用を想定する検討・評価」においてVRが活用される。実証試験はKDDIと、東海大学、エア・カメラ、Agrid、熊本県南阿蘇村というパートナー4者により行なわれる。