デノンは、エントリークラスのHi-Fiアンプ/CDプレーヤーを刷新。長く親しまれてきた「PMA-390」「DCD-755」の伝統を受け継ぐ、新世代機として「PMA-600NE」と「DCD-600NE」を投入する。価格はそれぞれ5万2000円(税抜)/4万7000円(税抜)。発売を9月下旬を予定している。
NEの型番には、サウンドマネージャーの山内慎一氏が手掛ける、新時代(New Era)の機種という意味を込めている。
「PMA-600NE」は、最大70W+70W(4Ω)の出力に対するプリメインアンプ。本体にはDAC機能を搭載し、同軸デジタル/光デジタル入力端子で、最大192kHz/24bitの信号を入力できる。また、Bluetoothを使い、最大8台のスマートフォンと接続が可能。対応コーデックはSBCとAACだ。一方、レコード/CDプレーヤーからのアナログ入力時に、デジタル入力回路への給電を断つ「アナログモード」を用意している。本体にはMMカートリッジ対応のフォノイコライザー機能も搭載する。
本体には、アナログ入力×4、PHONO入力、同軸デジタル入力、光デジタル入力×2。アナログ出力、サブウーファー出力、ヘッドフォン出力などを装備。本体サイズは幅434×奥行き307×高さ122mmで、重量は7.4kg。
「DCD-600NE」は、32bit処理でデノン独自のアナログ波形再現技術「AL32 Processing」を搭載。厚みを14%向上したスチール製のトップカバーや、ディスプレー表示/デジタル出力を停止し、音質に悪影響を与えるノイズを抑える「ピュアダイレクトモード」などを装備する。リモコン操作に加え、ネットワークプレーヤーの「DNP-800NE」とIRコントロールケーブルで接続し、「HEOSアプリ」を使ってスマホやタブレットからの操作にも対応する。本体サイズは幅434×奥行き275×高さ107mmで、重量は4.3kg。