リーク情報に合わせるかのように、発表前の製品でありながら、オフィシャルで小出しに新情報が公表されているグーグル「Pixel 4」だが、今度はフロント部のカメラ構造と顔認証搭載について明らかにされている。
Pixel 4では近年のiPhoneなどでおなじみの、投光イルミネーターとドットプロジェクター、赤外線カメラとの組み合わせによる、高精度&高速での顔認証が実現されている。この顔認証は、端末の方向に関係なく利用できるという。また、自分の顔情報は端末内のセキュリティーチップ(Titan M)にのみ保存され、グーグルの他のサービスで共有されないと宣言している。
フロント部にはこのほか、レーダー技術用のチップも搭載されているという。これは過去数年に渡り、同社のATAPチーム(Advanced Technology and Projects)がSoliというプロジェクト名で開発してきた技術で用いる。Soliでは、ユーザーのジェスチャーや端末の周辺で起きた動きを認識し、それを活用したソフトウェアの開発が可能になる。たとえば、音楽をスキップしたり、アラームを止めるなどの操作を、端末の前で腕を振るなどの動きで可能になる。こうした操作もあくまで始まりのレベルで、さらなる開発が進められるとのこと。