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自宅で卵巣年齢をチェックできるキット「F check」が販売開始

2019年07月16日 15時30分更新

文● ラモス/ASCII

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 F Treatmentは7月10日、自宅で簡単に「卵巣年齢」を測定できる、日本初とうたう検査キット「F check(エフチェック)」を販売開始した。卵巣年齢は、卵巣に残っている卵子の数が何歳相当であるかを表すもの。

 販売は同社の専用サイト。内容は血液検査キット(シリンダー、密閉キャップ、ボトルの血漿分離デバイスにくわえ、消毒布、ランセット、吸引器、絆創膏も用意する)、返信用封筒、説明書。価格は2万1578円。

 専用のツールを使って指先から0.1mlの血液を採血し、採った血液を返送用封筒に入れて検査センターに郵送するだけで、約10日後には自分のスマホやPCから卵巣年齢を知ることができる。専用サイトでは、検査結果を知るのはもちろん、生活習慣などの設問から不妊の兆候を把握可能な自己診断ツールなど、妊活をサポートするコンテンツもあわせて展開。専門家への相談サービスは2019年秋に開始予定とのこと。

 F Treatmentによると、女性または夫婦、カップルが子供を産む能力を意味する「妊孕力」は、歳を重ねるごとに低下するにもかかわらず、子供を出産する年齢は上昇の一途を辿っているという。このような状況ながら、妊娠・不妊の知識や意識はまだまだ不十分なので、妊娠に関して適切な行動がなされていないことが多いとした。

「妊活・不妊治療に関する意識調査」。

 2018年12月に妊活経験者および、現在妊活をしている20代~50歳代の女性750名を対象に実施した「妊活・不妊治療に関する意識調査」でも、実際に自身の妊孕力を考慮せずに妊活を後ろ倒しにして仕事を優先し続けたり、クリニックの受診に二の足を踏んだりする人がいたとわかった。

 本来は避けられる可能性のあった不妊に向き合い、精神的・肉体的・金銭的な負担を強いられるケースも少なくないとしている。負担を減らし、なくしていくためには、消費者の知識不足を解消する必要があり、その目的でF checkの開発にいたったとのこと。F checkを使うことで、自分の卵巣年齢を知ったうえで、妊活やライフプラン、ワークライフバランスの検討などに繋げてほしいとした。

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