「家族のセキュリティに関する意識調査」第2回まとめ
スマホと子どものトラブル、親のほうが被害甚大!?
2019年07月02日 11時00分更新
意外!? 5人に1人がトラブル経験者
2月から3月にかけて、子どもとスマートフォンをめぐる現状を知るためのアンケート「家族のセキュリティに関する意識調査」第2回を開催しました。今回は、子どもがスマホやタブレット経由でトラブルに巻き込まれた経験などをご回答いただき、貴重な経験談が集まりました。皆様、ご回答ありがとうございます。
まず「Q:お子さまが中心に使っているスマートフォンないしタブレットはありますか?」という質問では、「ある」が70%に達し、編集部では驚きの声があがりました。
さらに意外だったのは、「お子さんが端末経由でトラブルに巻き込まれたことはありますか?(ウイルス被害、各種詐欺、出会い系など)」の質問に、子どもを持つ方のおよそ20%が「ある」と答えたこと。思ったよりも身近にトラブルの種は転がっているようです。
親の悩みの種は「ゲーム課金してしまう子ども」
さて、肝心のトラブル内容ですが、今回のアンケートではウイルス被害や詐欺行為は見受けられませんでした。その代わり、親の許可を得ずにゲームにお金をつぎ込む行為、もしくはプレイ時間の超過といった、ゲームにまつわるトラブルがほぼすべてという結果になりました。
「携帯料金がいつもより2万円近く増えており、驚いて家族に相談したら子どもがゲームに課金していた」「子どもがコンビニでプリペイドカードを購入し、ゲームに課金」「ベッドにタブレットを持ち込んでゲームをすることが続いたのでタブレットを禁止したら親子喧嘩になってしまった」などなど。
これらに対する解決方法としては、「キャリアショップに行って料金が増えた原因を調べてもらった」「自分のスマホなので、課金やインストールの制限をするわけにはいかず、別途スマホを購入して制限をかけた」など。「子どもによる無許可の課金をいかに止めさせるか?」に皆さん腐心されているようです。
そんななか、「自分のTwitterのタイムラインに子どもが見たYouTubeの紹介tweetが流れてきた」という方も。
これはYouTubeとTwitterが連携しており、動画閲覧の際にタップ操作を誤ってしまったことが原因かと思われますが、いつの間にか数万円が吹っ飛んでしまったなどの悲劇をさんざん読んだ後では、ちょっと微笑ましいエピソードに感じてしまうから不思議です。まあ、回答者の方にとっては(動画の内容によっては)一大事なのですが……。
なお今回は、我が子のほかにも「親類・同僚・学校関係など、あなたの周りで子どもが端末経由でトラブルに遭った話を聞いたことはありますか?」という質問も設定していたのですが、こちらもゲーム課金関係のトラブルで占められました。
次回は議論の的になっているプライバシー保護を問います
次回は「プライバシー保護に関する意識調査 第1回」の結果をお届けします。また今後もさまざまなアンケート調査を続けていきますので、お手すきであればご回答いただけますと幸いです。もちろん、お子さんをお持ちでない方も大歓迎です。