美術作品を超精細な8Kで堪能
8Kディスプレーを用いた教育ソリューションである「8K インタラクティブ ミュージアム」。美術作品などを鮮明な画像で表示し、拡大させることで肉眼では見ることができない細部にいたるまで作品を堪能できる。これまでの展示ではブリューゲルやゴッホといった西洋画を見ることができたが、今回は国宝の屏風絵や昆虫などの図鑑、陶器の3D表示などが増えていた。
下記の屏風絵は洛中洛外図屏風(舟木本)と呼ばれる国宝で、東京国立博物館に所蔵されている作品。長さ数メートルもあり、そのなかには2000人以上の人々が描かれている。
博物館での展示では間近で見られなかったりするが、このようにデジタルコンテンツになっていれば、作品を傷める心配もなく詳細を見ることができる。下の画面は方広寺大仏殿のあたりになるが、周辺に描かれた人物の仕草によって、当時の生活などを垣間見ることができる。
また、今回加わったなかには3D表示の陶器があった。これは単に表示するだけでなく、指先でぐるぐる回転させたり、様々な角度で見ることができるので、立体物の鑑賞に適している。
AIoT活用の音声対話サイネージ(参考出展)や、各種ソリューションも展示
街角や店舗などに設置し、インタラクティブに案内をする音声対話サイネージも参考出展されていた。インバウンド需要に対応すべく、日本語、英語、中国語の3ヵ国語に対応し、タッチパネルの操作で必要な情報を得られる。また、活用状況のデータをマーケティングに活用することも可能だ。
このほかにもシャープブースにはサイネージ活用のためのソリューションなどが数多く展示されていた。そのうちのいくつかを紹介しよう。
(提供:シャープ株式会社)