テキサス州オースティン発のスタートアップWIN Realityは、ピッチングシミュレーション「WIN Labs」をメジャーリーグに提供している。WIN Labsは専用の筐体を伴うVRピッチングシミュレーターで、プレイヤーはバッターボックスから、設定したとおりのピッチングを見て体験することができる。
ニューヨーク・メッツは、2019年春季トレーニング時に傘下のマイナーリーグのチームにおいてVR機器の導入を試験し、4月後半からメジャーリーグのチームにも導入した。現在は、ホーム球場であるシティ・フィールド内にあるバッティングセンターの近くにWIN Labsを設置しているとのこと。
そのほか、複数の選手からもVRによるシミュレーションを練習に取り入れているという声が挙がっている。今では、メジャーリーグの約3分の1のチームがWIN Realityによる機器とサービスを取り入れているとのこと。