2種類のFPSゲームで実フレームレートをチェック
2つのベンチマークソフトの結果から、軽量級ゲームであれば高画質設定でも快適に遊べ、重量級ゲームでも画質設定を落とせばフルHDで遊べそうだという傾向がつかめた。では、実際のゲームではどうなるだろうか。
そこで、フレームレートの差が勝敗に大きくかかわってくるバトルロワイヤルゲーム、「フォートナイト」と「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」(PUBG)の2つで実際にフレームレートを測ってみた。
どちらも森や建物周辺を徘徊するという、主に屋外での徘徊時。Frapsでフレームレートを60秒間、3回計測して平均し(小数点以下は四捨五入)、「平均」、「最小」、「最大」の3つで比較した。画質設定は、GeForce Experienceで最適化したものだけでなく、フォートナイトでは「エピック」、PUBGでは「中」の場合も試してみた。なお、シーンがまったく同じにはできないため、あくまで傾向を見るためのものだということは先に断っておく。
まずは、動作が軽くエントリークラスのゲーミングPCでも遊べるフォートナイトの結果から見ていこう。
GeForce Experienceで最適化した場合は平均で100fpsを超え、最小でも91fpsと非常に高いものになっている。60fpsを超えていれば満足できるレベルとなるため、かなり余裕がある設定といえるだろう。「エピック」では平均で52fpsと若干60fpsに届いていない。また、最小では43fpsにまで低下してしまっており、比較すると若干カクつきが気になるところがあった。さすがにエピックでの快適プレーは難しそうだが、「高」設定であれば十分楽しめるレベルとなりそうだ。
続いて、比較的重量級となるPUBGの場合だ。
フォートナイトと違い、PUBGのGeForce Experienceの最適化は絶妙で、最小で60fpsをギリギリ超えるよう調整されていた。もちろんシーンによってはもう少し下がってしまうこともあると思うが、それでも全体的に画面のカクつきはほとんど気にならず、気持ちよくプレーできた。設定を「中」にしたところさすがに重たくなり、平均で64fpsと余裕がないものになってしまった。多くの項目が「非常に低い」となって画質は低下するものの、GeForce Experienceの最適化で十分快適なプレー環境が手に入るというのは間違いない。
軽めのゲームはもちろん、設定次第で重たいゲームもしっかり遊べる
ベンチマークソフト2本と実ゲーム2本という簡単なテストだが、軽量級ゲームでは高画質設定で楽しめ、重量級ゲームでも多少画質を落とせば十分快適にプレーできる実力があることは確か。手ごろな価格でしっかり遊べるゲーミングノートパソコンがほしいというのであれば、LEVEL-15FX090-i5-LXSXはピッタリな候補といえるだろう。