グーグルは、360度動画撮影プログラム「Jump」のサービス終了を発表した。2015年の発表から4年を経ての打ち切りとなる。
グーグルのJumpは、360度動画撮影のためのオープンプログラム。カメラを16台連結して行なう撮影技術と、撮影された映像を継ぎ目なく繋ぎ合わせる編集技術から成り立っており、ユーザーがJumpのクラウドに画像をアップロードするだけで手軽に360度3D動画を作成できるのが特長。
グーグルがユーザー宛に送信したメールおよび公式サイトにて通知した内容によれば、クラウドへのデータのアップロードは6月26日23時59分(日本時間6月27日15時59分)を以て終了。過去にアップロードしたデータのダウンロードは翌27日までとなり、6月28日からはデータの消去とアカウント無効化が開始される。
Jumpのサービス終了理由について、グーグルは「VR180といった、数々のクリエイター向け代替ソリューションが登場しています。これらの新しいカメラやフォーマット、編集ツールを使えるようになったことで、Jumpの利用は減少してきました」とコメント。他のVRコンテンツ制作用ツールの充実を挙げている。なお、カメラリグ「Yi Halo」と「Odyssey」は、「サードパーティ製編集ソフトを用いることで継続して使用可能」であることがJumpウェブサイトに明記されている。