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ゲームや写真・動画編集もできるハイエンドマシン

“なんでもできる”性能を詰め込んだ富士通RTX 2080搭載PC「WD-G/D1」 (2/2)

2019年05月24日 09時00分更新

文● 柴田 尚 編集●八尋/ASCII

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高負荷のゲームも快適に遊べる性能

 ESPRIMO WD-G/D1は、ハイスペックさでどんな作業も快適にこなすことを重視したモデルである。そのために搭載されたグラフィックスは、上記のとおりハイエンドなGeForce RTX 2080 mini 8GBである。PCユーザーなら、このパワーをゲームに活かしたくなるもの。というわけで、各種ゲームや3D系のベンチマークの結果を見ていこう。

標準搭載しているGeForce RTX 2080 mini 8GB

 まずは「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト」。グラフィック設定は「最高品質」、解像度は「1920×1080」、表示方法は「フルスクリーン」でスコアは21350と評価が「すごく快適」となった。そして「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」。こちらも設定は「最高品質」、解像度が「1920×1080」、表示方法は「フルスクリーン」でスコアが17284の評価は「非常に快適」と出た。想定どおりこれくらいの負荷であればまったく問題なしというレベルだ。

「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト」は最高の設定で「すごく快適」

「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」も最高の設定で「非常に快適」

 さらにヘビーなゲームベンチとして、「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク ver1.2」を使う。設定できる最高の状態の「高品質」「1920×1080」「フルスクリーン」で計測したところ、スコアが9739の評価が「とても快適」と出た。

「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク ver1.2」のフルHD状態での最高画質でも問題なく動く

 もっと負荷を掛けるため、設定をカスタムにして解像度を3840×2160ドット(4K)のフルスクリーンで稼働させたところ、スコアが5181で評価が「やや快適」という結果に。だが、ここからほかの設定は同じまま、描画機能を上げつつパフォーマンスを向上させるDLSSをオンにすれば、スコアが6361の評価が「快適」に変わった。DLSSはRTX 20シリーズ搭載機だからこそ使える機能なので、これはうれしいところ。ただ、これだけの負荷がかかるとファンの音が少し気になってくるので、ゲームに集中したいならヘッドホンを使用するといったことも検討したい。

カスタム設定では各項目は標準のまま一度DLSSをオンにすると4Kでの計測が可能になる

4KでDLSSなしではGeForce RTX 2080を搭載する本機でも「やや快適」という結果に

DLSSをオンにすれば4K表示でも「快適」となってくれる

 そのほか、「レインボーシックス シージ」のゲーム内ベンチを使用。総合品質を「最高」にしても、平均FPSがどの項目でも200を大幅に超えてくれた。ESPRIMO WD-G/D1でがっつりゲームも楽しみたいという人は、付属のディスプレーではなく別途リフレッシュレート144Hz対応ディスプレーを用意するのもありだ。

「レインボーシックス シージ」のゲーム内ベンチ

 最後に、「3DMARK」にて6種の項目で計測。「Time Spy」では9520、「Time Spy Extreme」は4468、「Port Royal」は5822、「Fire Strike」は19673、「Fire Strike Extreame」は11183、「Fire Strike Ultra」は5989となった。Fire Strikeで20000近いスコアなので、フルHDであれば負荷の高い最新タイトルでも快適に遊べるだろう。

DirectX 12に対応したテスト「Time Spy」は9520

Time Spyの4Kバージョン「Time Spy Extreme」は4468

リアルタイムレイトレーシングのベンチマーク「Port Royal」は5822

DirectX 11における3Dテストの「Fire Strike」では19673

「Fire Strike Extreme」では11183

「Fire Strike Ultra」は5989

 ESPRIMO WD-G/D1はGeForce RTX 2080 mini 8GBを搭載しているため、ゲーミングにおいては十二分以上の性能を持っていることがわかる。それだけでなく、CPUのCore i7-8700やストレージのNVMe接続SSDにより、動画編集などの重い作業も快適にこなせる。1台で様々な作業をこなせるうえ、同社のサポートの安心も得られるESPRIMO WD-G/D1は、初心者は当然としてヘビーユーザーでも安心して購入できるモデルといえる。

ESPRIMO WD-G/D1の主なスペック
CPU Core i7-8700(6コア/12スレッド、3.20GHz)
GPU GeForce RTX 2080 mini 8GB
チップセット Intel Q370 Express(micro ATX)
メモリー 32GB PC4-2666(8GB×4)
ストレージ 512GB NVMe SSD+3TB HDD
光学ドライブ DVDスーパーマルチ
インターフェース PS/2コネクター×2、HDMI出力×1、DisplayPort×3、VirtualLinkコネクタ×1、USB 3.1(Gen2 Type-C)×1、USB 3.1(Gen2 Type-A)×3、USB 3.0(Type-A)×3、USB 2.0(Type-A)×4、ライン出力×1、ライン入力×1、マイク出力×1、ヘッドホン出力×1、ギガビットLANほか
電源 400W(80PLUS GOLD)
サイズ/重量 180(W)×304(D)×375(H)mm/約8.0kg
OS Windows 10 Home 64ビット

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