マカフィーは5月8日、データ漏えいの実態と動向に関する調査レポート「Grand Theft Data II-The Drivers and Changing State of Data Breaches」を発表した。
同レポートでは、ITセキュリティー担当者の約61%がデータ漏えいを経験したと回答し、データ漏えいへの対処に苦戦を強いられていることが明らかになった。侵入経路の多くはデータベース漏えい、クラウドアプリケーション、USBドライブとのこと。
サイバー犯罪者は知的財産を標的にした攻撃を仕掛けるようになったため、データ漏えいはより深刻な問題になっているほか、会社のブランドイメージや金銭的ダメージへのリスクが増大しているという。
マカフィーの調査結果から、将来的にデータ漏えいのリスクを軽減するには、包括的なセキュリティーソリューションをはじめ、社員トレーニングや企業全体のセキュリティー意識向上を含むサイバーセキュリティーの戦略が必要であることが判明した。