5人チームによるリアルタイムバトルが人気のスマートフォンゲーム「伝説対決-Arena of Valor-」。チームワークが鍵を握るこのゲームは、全世界で累計2億人のユーザーがおり、eスポーツとして世界大会「Arena of Valor World Cup」も開催されている。その日本代表を決める大会が、ニコニコ超会議2019にて開催された。
一進一退を極めた日本代表決定戦決勝
3月に行なわれた公認予選大会を勝ち抜いてきたのは「TnkCat」「SCARZ」「spelo ali」「Blizzard」の4チーム。日本代表決定戦はトーナメント方式で、たとえ負けても敗者復活戦で再挑戦できる。
グランドファイナルはセミファイナル・ファイナルを勝ち上がった「Blizzard」と、敗者復活で挑戦権を得た「TnkCat」。両チームは前日のセミファイナルで対戦しており、「TnkCat」が勝ち上がってくると手強いという印象を持っていた「Blizzard」は終始気を抜けない戦いとなった。
先に4勝したチームが日本代表となるグランドファイナル。初戦を制し先手を取った「Blizzard」に対し、「TnkCat」も2戦目を勝利。ゲーム序盤に強さを見せる「TnkCat」と、ゲーム終盤に怒濤の攻撃でゲームをひっくり返す「Blizzard」の戦い方は対照的で、ゲームの流れによってどちらが勝ってもおかしくない対戦が続く。
3戦目・4戦目と連勝した「Blizzard」はその勢いのまま優勝するかと思われたが、5戦目は「TnkCat」が優勢なゲーム展開を見せ、決勝にふさわしい盛り上がりとなった。しかし、終盤、「Blizzard」が劣勢を跳ね返して勝負を決めると、会場から大きなどよめきと、選手たちへの熱い拍手が贈られた。
「このチームだから勝てた」と語る「Blizzard」は世界大会である「Arena of Valor World Cup 2019」の出場権を獲得。世界の強豪12チームが集まるベトナムでの世界大会での活躍を期待したい。