ゲームの域を超えた秀逸なストーリーに誰もが感動を覚えるだろう

「428 封鎖された渋谷で」はプレーヤーの心を魅了するサウンドノベルゲームだ

2019年05月01日 17時00分更新

文● 市川

悲喜こもごものバッドエンドも魅力のうち

428には数多くのバッドエンドが用意されている。初見のプレーヤーは何度もバッドエンドを目にすることになるだろう

 最後に紹介するのはバッドエンド。428は最終章をクリアすることが目的なのだが、その途中で誤った選択肢を選ぶ、もしくは条件を達成しないとバッドエンドになってしまう。バッドエンドの種類は非常に多く、初見のプレーヤーは何度もバッドエンドを迎えることになるはずだ。

 だが、バッドエンドを回避するためのヒントも用意されているのでご安心を。ヒントに基づいて選択肢を修正、もしくは別の主人公のシナリオを進めるなどすれば問題なくストーリーを進めることが可能なのだ。

一見ハッピーエンドに見えるが、実はバッドエンド

 428のバッドエンドは、文字通り後味が悪いものもあれば、ギャグ要素の強い結末もあってバリエーションは豊富。本来の目的とは異なるが、バッドエンドを鑑賞することも428の醍醐味のひとつだ。皆が思っているものとは異なるバッドエンドをぜひ堪能してほしい。

 428は平成に生まれたサウンドノベルゲームの傑作だ。ストーリーに魅了され、キャラクターに愛着が湧き、そして生涯忘れられないほどの感動を味わうことができる。秀逸なストーリーテリングを堪能できるタイトルなので、GWを機に428をプレーしてみてはいかがだろうか?

■製品情報
タイトル:428 封鎖された渋谷で
プラットフォーム:PlayStation 4、PC(Steam、DMM.com)
発売日:2018年9月6日
価格:PlayStation 4(パッケージ版/DL版) 4104円、PC 3960円
ジャンル:サウンドノベル
プレー人数:1人
CERO:C(15歳以上対象)

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