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GWだから読みたい、デジタルライフの悪習慣を改善する10の方法

2019年04月26日 09時00分更新

文● せきゅラボ編集部

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大人も子供も、スマホを見すぎてしまう習慣を考えよう

 前述の調査によると、59%の親が少なくとも携帯電話のメッセージにときどき返信する義務があり、36%が自分のモバイルデバイスをチェックするのにあまりにも多くの時間をかけていると答えている。さらに、39%が仕事に集中できなくなっているとも答えているのだ。

 これはアメリカの調査ではあるが、日本でも似たようなことがいえるだろう。若い世代も、親の世代も、スマホの画面から目を離せず、オンラインでいたいと考えている人は少なくない。それ自体が悪いというわけではないが、休日の予定や仕事などに支障が出るようなレベルであれば問題だ。

 子供や若い世代に対して、親がスマホの使い方を指導するための記事は多い。コンテンツのフィルタリングや、デバイスの利用禁止時間を適切に設定することは、もちろん大事なことだ。ただ、それと同時に、親の世代もデバイスとの向き合い方を考えてみてはどうだろうか。

 ときにはスマホの通知をオフにしたり、パソコンを含めてデバイスをすべてオフラインにしたりと、連休を機に「ついつい画面を見てしまう、オンラインにしてしまう」接し方を考えてみるのもよいだろう。

 今回は、McAfee Blogの記事、家族のデジタルライフを健全にすることをめざす方法を挙げた「デジタルライフの悪い習慣を改善する10の方法」を紹介しよう。(せきゅラボ)

※以下はMcAfee Blogからの転載となります。

デジタルライフの悪い習慣を改善する10の方法:McAfee Blog

 デジタルライフの研究の一環として行われたPew Researchによる2018年の調査結果によると、10代の95%がスマートフォンを所有していると報告しており、10代の45%が常にオンラインであると回答しています。これは驚くような数字ではありませんがもっと気になる所見があります。過去10年間におけるこの劇的なデジタルシフトにもかかわらず、両親が若かったころの課題と今日の若者が直面する課題は全く異なるかどうか、という点で見解が分かれています。

 今日の10代の若者たちと10代のころの自分の経験とを比較するよう求められたとき、調査対象となった両親の48%は、現在の若者は全く異なる問題に対処する必要があると答えました。一方で、51%はいくつかの違いはあるものの、若者が取り組む課題はそれほど変わらない、と回答しました。

 この数字は子育ての観点とデジタルの安全の観点の両方で、驚くべきものだと思っています。つまり、私たちのデジタル活用への認識とこのユニークな文化の中で子供を育てる方法については驚くほどの進歩を遂げましたが、それでも多くの親の思考はそのままで遅れを取っているのです。実際のところ、私たち(10代の子供たちの親の世代)の経験は、インターネットとスマートフォンを除いても、今日のデジタルネイティブの経験と異なるのでしょうか?



集中できない親と落ち着きのない子供

 この現実のギャップを理解しようとする際に、調査は別の洞察を提示しました。それは、デバイス依存について、両親自身が子供と同じくらいデジタルデバイスに気を取られているということです。両親は自分たちの子供のオンライン滞在時間の長さについて心配していますが、自らのデジタル行動も褒められたものではないのです。調査によると、59%の親が少なくとも時々携帯電話のメッセージに返信する義務があると答え、36%が自分のモバイルデバイスをチェックするのにあまりにも多くの時間をかけていると答え、そのため39%が仕事に集中できなくなっていると答えています。

現実性の確認

 両親たちの半分が、子供たちは自分が子供だったころと同じような問題を抱えながら成長していると本気で信じ、そして子供たちにバランスの取れたデジタルライフを送るよう指導しているのに上手くいっていないようであれば、正直なところ、親としてすべきいくつかの重大な対応を取らなければならないでしょう。

 私たちはどのようにして私たちの家族のデジタルライフが健全になるようにこれらの数字をシフトすればよいのでしょうか?また、私たちはどのようにして私たちの家族をリードしているテクノロジーから他の方法へと移行すればよいのでしょうか。

 私たちが家庭で始めることができる、悪い習慣を改善するための10の方法をお伝えします。

家族の悪い習慣を改善する10の方法

1.あなた自身を管理

 実行することです。変化は、うまくいかないことに対して自らの責任を認めることから始まります。もしあなた自身のデジタルデバイスの利用時間が制御不能な状態にありながら、あなたがあなたの家族のために健康的なデジタル習慣を設定しようとしているなら、まずはその矛盾を正さなくては成功は出来ないでしょう。あなたの接続時間の悪い習慣を認め、そして前進する新たな目標を持ってください。

2.率直に話し助け合う

 私たちは夕食のテーブル、映画の時間、そして夜間の寝室のような家の中でデバイスフリーゾーンを確立することについて理解しています。しかし、悪い習慣が身についてしまうと、その際限のない接続状態に対して違和感を感じなくなっている、ということを考慮する必要があります。本音を言うことは困難な場合もありますが、悪い習慣を認め、率直に話し合い、将来に向け改善のためにお互いに助け合いましょう。助け合うことが出来れば、成功の見込みは倍増するのです。

3.デバイスの利用禁止時間を設定

 夜間に利用を禁止する時間帯を設定しましょう。午後8時から午前8時まで、それは意図的に、デバイスの電源を切り引き出しにしまうようにする必要があります。夜間利用禁止令は、対面する家族間の交流を高め、デバイス以外の活動のためのスペースを作ります。それは特にあなたが、電話を習慣的にチェックし、Instagramのスクロールや仕事のEメールに再び吸い込まれることへの誘惑を減らすことにつながります。さらに重要なのは、携帯電話を定期的にチェックする必要がないということを子供に示すことで、感情的および物理的に大きな効果があります。

4.現実的な目標のための変化を

 あなたの家族のライフスタイルや幸福と対立するのではなく、目標はあなたのテック依存を減らし、バランスをとることです。私たちは、テクノロジーが今や私たちにとってなくてはならないものであり、完全に切り離すことなど有益でも現実的でもないことを知っています。健全なデジタル利用のバランスを達成することはプロセスです。目標は、完璧でなくても、テクノロジーとより健康的でバランスの取れた関係に向かい進歩することです。ルールやそれを守るかを管理してもあなたは目標に早くたどり着くわけではないのです。

 家族としてどんな変化が必要であるかについて話し合い、そこに到達するための方法を探しましょう。短期的でなく、ライフスタイルとしても誰もが達成し維持できる現実的な目標をいくつか設定します。

5.通知をオフに

 これはあなたのデジタルライフを変えることができる小さいですが強力な行為です。アプリ、電子メール、テキスト、カレンダーイベント、ソーシャルメディアアクションなどありとあらゆるポップアップ通知を取得することは、一般的なことかもしれませんが、それほど有益ではないでしょう。ですから、それらをすべてオフにします。出来ることならぜひ。

6.コンテンツをフィルタリング

 デジタルライフのバランスを取ることは、特に技術的な問題ではありません。画面から自宅に流れ込むコンテンツを監視することも重要です。例えば1日23時間、家族の端末の電源を切ることはできますが、その1時間の間に許可したコンテンツが、適切な年齢向けではない、または家族の価値観や目標と矛盾している場合、その1時間は非常に大きな影響を及ぼすでしょう。 お子様(およびあなたの)のデジタルデバイスの利用に制限時間を設定したり、危険なWebサイトやアプリケーションをブロックするなど、家族のライフスタイルやニーズを反映した健康的なバランスを実現するためのフィルタリングオプションを検討してください。ぜひこの機会に、映画を見たり、アプリやビデオゲームをプレイしたりといった子供が消費するメディアで、発生する問題について話し合いましょう。

7.責任ある親としてのふるまい

 子供は両親からの一貫性とリーダーシップを望んでいます。あなたの子供が何歳になっても、親として、あなたはあなたの子供の生活の中で最も影響力のある人物です。あなたはデジタルデバイスの費用を支払いますし、デバイスやルーターをオフにすることができます。あなたの意見は、ビデオゲーム、メディア、アプリ、友達グループ、そしてコンテンツに関して重要なのです。あなたの子供の感情的な抗議行動によって、あなたの育児やデジタルライフの良い習慣を身につけるための活動が妨げられないようにしてください。もしあなたの子供がデジタル依存症の問題を抱えていると思われる場合は、その直感を信じて通院するなど、行動を起こしてください。

8.計画を立て実行

 この記事を読んだみなさんはおそらくうなずいていると思いますが、実際にどのくらいの人がこれらのポイントを実行するでしょうか。地図がなければ、目的地にたどり着くことはできません。家族の健全なデジタルライフのためのプランをグループ設定できるツールなど適切な場所に保存し、それに従うのです。考慮すべき点としては、電話のないゾーン、デバイスの利用制限時間帯、雑務と責任、身体を動かす時間とオンラインの時間、ソーシャルメディアでの行動、セキュリティルール、テレビ視聴時間、ビデオゲームの時間制限、コンテンツガイドラインなどがあるでしょう。計画が機能していないことがわかった際には、速やかに調整を行ってください。

9.オフラインの生活をする-家族とともに

 おそらくあなたは何年もの間にいくつかの悪い習慣を身に着けてしまったのでしょう。しかし自分を責めずに物事を先に進めることだけを考えるのです。家族の雰囲気を変えるのに遅すぎることはありません。自然、アートのクラス、コンサート、キャンプなど、あなたがた家族をテクノロジーから切り離し、お互いにオフラインの生活に再接続するのを助けるのに役立つあらゆる活動を 一緒に探索しましょう。

10.話し合いを継続

 以上のような点を検討したり実行した後も、家庭でデジタルライフの課題について会話することを優先してください。子供たちに、友達やオンラインで何が起こっているのか尋ねましょう。ニュースで紹介されているテクノロジーの課題についても話し合いましょう。またデジタルデバイスの過剰使用の影響による健康上および感情的な問題についても話しましょう。子供の年齢に応じて、いじめや自殺、自傷行為、裸の画像や性的な投稿等、話すことが困難なテーマについても議論してください。あなたの子供との親密な関係は、あなたか今日親として持っている最も強力なツールなのです。

* * *

 テクノロジーは生活様式ではなく、一つのツールです。健康的なデジタルライフの習慣は、現実に根差し自らモデル化した親から始まります。時代は変わりました。確かなことは、安全な生活のために保護するのはもちろんのこと、課題を克服するために必要なツールと粘り強さを手に入れ、子供たちに懸命でバランスの取れたデジタルライフを送ることが可能である、ということなのです。

※本ページの内容は、2019年3月30日(US時間)更新の以下のMcAfee Blogの内容です。
原文:10 Ways to Help Your Family Break Bad Tech Habits
著者:Toni Birdsong

※本記事はアスキーとマカフィーのコラボレーションサイト「せきゅラボ」への掲載用に過去のMcAfee Blogの人気エントリーを編集して紹介する記事です。


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