ファンへの供給電圧を5V、12Vにした際のCPU/GPU温度をチェック
スイッチでファン回転数を変更、高い冷却性能で安定安心のゲーミングPC
2019年04月16日 07時00分更新
「G-Master Mace H370」
サイコムが販売するゲーミングパソコン「
G-Master Mace H370」(関連記事)で採用されているケースは、やや小さめなミドルタワーとなるFractal Designの「ARC Mini R2」。大型のフロントファンや通気性に優れた天板、そして電源用に底面吸気口を備えるなど、デザインと性能を両立したFractal Designらしい作りとなっている。
このケースの特長の1つが、ファン回転数を変更できるスライドスイッチを標準装備している点。ファンへの供給電圧を5V、7V、12Vと変更可能で、ファン回転数を低速から高速まで任意に設定できるのだ。
ファンは低回転にするほど騒音が小さくなるものの、そのぶん吸気・排気性能が低くなり、ケース内温度が上昇しやすくなる。ケース内温度が上がればCPUやGPUの温度も高くなるだけに、いくら低騒音だからといっても安易にファン回転数を下げるのは考え物だ。
そこで、このファンコントロール機能によってCPU温度がどのように変化するのか、簡単な実験をしてみた。
今回使用した試用機の構成は、CPUにCore i5-9600K、GPUにGeForce GTX 1660を採用。軽量ゲームが快適に動作し、重量級のゲームも設定を少し下げれば十分遊べるという、ゲーミングパソコンの入門に最適な構成といえるものだ。
| G-Master Mace H370のスペック | ||
|---|---|---|
| 標準スペック | 試用機のスペック | |
| CPU | Core i5-9600K(3.7GHz) | |
| CPUファン | CoolerMaster Hyper H412R RR-H412-20PK-R2 | |
| グラフィックス | GeForce GTX 1050 Ti(4GB GDDR5) | GeForce GTX 1660(6GB GDDR6) |
| メモリー | 4GB | 16GB |
| ストレージ | Crucial CT480BX500SSD1 [SSD 480GB] | |
| 電源 | Antec NeoECO NE650C (650W/80PLUS Bronze) | Seasonic SSR-650FM (650W/80PLUS Gold) |
| OS | Windows 10 Home(64bit) | |
| 価格(4月15日現在) | 13万1170円 | 15万6690円 |

