スマホ決済愛好家のみなさんに朗報だ。なんとかペイがまた増えた。
クオカードが3月26日、デジタルギフトサービス「QUOカードPay(クオ・カード ペイ)」ローンチ発表会を開催。同日からサービス開始した。
利用者はスマホなどにメールなどでリンクとしてギフトを贈れる。金額は1円きざみで10万円まで。受け取った人はブラウザーでリンクを開くだけで使える。画面はカード券面になっていて、利用者からのメッセージが表示される。
使える店は、3月26日時点ではローソン、ナチュラルローソン、ローソンストア100など。そのうちサンドラッグ、ドラッグトップス、V・ドラッグ、上島珈琲店、東急ハンズ、有隣堂、トモズなどでも使えるようになるという。
■実店舗で使えるデジタルギフト
QUOカード利用企業から寄せられていた「何万件ものQUOカードを発送するのは手間なのでデジタル化できないか」という声を実現した形。Amazonギフト券など競合となるデジタルギフトカードとの違いは、実店舗で使えること、カード券面を表示して、相手にメッセージを送れることなどだ。
利用者は専用オンラインストアへ会員登録が必要。注文後に入金がすむと、最短翌営業日に「QUOカードPayバリューコード」がCSV形式で発行されるので、相手にメールやチャットツールなどでコードを送ることになる。
受け取った人はブラウザーだけでも使えるが、専用アプリを使うと、もらったデジタルギフトを合算できる。たとえば100円分のデジタルギフト3件を合算して300円分のデジタルギフトとして使うことができる。
■1億円は百貨店外商部で使える
QUOカードPayサービス開始を記念して1億円分のギフトが1人に当たるキャンペーンも実施する。当選発表は5月上旬、ギフト有効期限は3年間。
QUOカードPayウェブCMで声優を務めるお笑い芸人・和牛の水田信二さんは会場のトークに登場し、1億円があったら何を買うか聞かれて「家ですね」と即答。「QUOカードで家買った人なんていないでしょ」と笑いを誘った。
ただしトーク終了後、現在QUOカードPayで使えるのはコンビニやドラッグストア等であり、家を売っている店はない旨のアナウンスがあった。
しかしコンビニやドラッグストアで3年間で1億円を使いきるのは難しそうだ。
会場のスタッフに確認したところ、キャンぺーンで得られた1億円分のカード券面に限っては特別に都内百貨店の外商で使えるようにして、たとえば宝飾品なども購入できるようにするという。ローソンのLチキをいくつ食べたら1億円使いきれるか計算する必要はなさそうだ。ちなみに160円として62万5000個だ。
個人的にはQUOカードというと、持っていたことをすっかり忘れて、サイフや引き出しの奥から見つけたとき、得した気分になるものの代名詞だ。これからはメールを検索してリンクを発見したとき同じ気分になるのかもしれない。