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アップルiPhone XRに機種変更して5ヵ月「結局変えてよかったのか」

2019年05月03日 17時00分更新

文● ラモス/ASCII

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iPhone XRの不満点 がっかりした2つのこと

 次は、不満点を考えていこう。

 1つ目は、イヤフォンジャックがなくなったこと。音楽を聴きたいときは付属のLightningコネクター専用イヤフォンか、AirPodsなどBluetoothのワイヤレスイヤフォンを使用できる。

Lightning端子に充電ケーブルと、付属のイヤフォンをつなげる。すでにカバーにひびが入ってしまった。

 電車に乗るとき、著者は付属のイヤフォンで音楽を聴いている。某有名レコードショップの名コピーではないが、音楽がないと、何をしたら良いのかよくわからないからだ。

 iPhone XRの充電が残りわずかになると、イヤフォンを抜いて充電しなければならない。著者はいつもぎりぎり充電が持つのではないか、いや、思い切って抜くほかないかと迷うはめになっている。そろそろ、諦めてワイヤレスイヤフォンを買うか……。

 2つ目は、意外なことに指紋認証システムTouch IDではなく、顔認証システムFace IDに対応したこと。さきほど書いたとおり、著者は寝る前にベッドでiPhone XRを使う。お気づきだろうか。寝転がった体勢だと、うまく認識されないのだ。

 花粉症シーズンや風邪気味のときに、マスクする人は認証されない。一括りに言うのはよくないが、アメリカやヨーロッパではマスクを装着するのは重病の人ぐらいと聞いたことがある。サイズ感といい、アップルは日本市場のことはあまり眼中にないのかもしれない。

 著者は夜にApple IDやAmazonなどにログインする際は、顔認証されなかったことを告げる残念な画面を2回経た後、4桁のパスワードを入力している。もはや、Touch IDがなかったiPhone 5の頃と同じではないか。え、指紋認証の方がいいじゃん。え、指紋認証の方がいいじゃん。大切なことなので、思わず2回言ってしまった。

機種変更か、バッテリー交換か?

 最後は「結局変えてよかったのか」結論を考えたい。

 繰り返しになるが、著者のiPhone 6sはきわめて不調だった。iPhone XRは充電中は音楽は聴けなかったり、寝転んで顔認証ができなかったりなどの不満点がある。しかし、あの頃を思い出すと、素直に機種変更して良かったと思う。

 著者の身の回りにも、画面が割れたり、反応が鈍かったりなどの不満を抱えながらも、型遅れのiPhoneを使っている人は少なくない。そのような人には思い切って機種変更することをおすすめしたい。

 一方で、それ以外の人はお金に余裕がない限りは、別に変更しなくても大丈夫ではないか。iPhone XRはアップルが同時に発売したiPhone XSとiPhone XS Maxに比べると安いものの、価格は税別8万4800円からだ。思いのほか値が張る。

 アップルの公式バッテリー交換サービスでは、保証対象外の場合、iPhone X以降は税別7800円、iPhone SEおよび6以降は税別5400円で交換できる。現在のiPhoneを使えるならば、バッテリー交換という選択肢もありだろう。

 ちなみに、いま目の前にいる上司の西牧さんは2013年発売のiPhone 5sを使い続けている。調べたところ、アップルの公式サービスでは5sは対象外だ。小さいサイズ感にこだわるせいで、1日に2回も充電する必要があるらしい。

 著者はディスプレーサイズにはとくにポリシーもないので、しばらくはiPhone XRを使い続けるつもりだ。iPhone 6sのように不調にならないことを祈るばかりである。

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