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篠原修司のこれがおいしい 第1回

大とろの脂が重い年になってきました:

スシロー「3貫盛り祭」マジでコスパいいから絶対行くべき

2019年03月07日 11時15分更新

文● 篠原修司

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 3月6日(水)からスシローで「3貫盛り祭」が始まりました。というわけで早速行ってきました。

3種類の3貫盛り

 用意されている3貫盛りは、鮪の大とろ、中とろ、赤身を揃えた「天然インド鮪3貫盛り(300円)」。赤貝、白とり貝、ほっき貝の「天然貝の3貫盛り(100円)」。ひらめ、いわし、むらさきいかの「天然魚3貫盛り(150円)」の3種類です。

 「いいからまずは実物のビジュアルだ!」という人も多いでしょうから、お見せしますね。ドン!

 皿の色が違うため値段が違うことはすぐわかると思いますが、3貫盛り、何よりまず見た目がいいですね。1つのお皿にお寿司が3つのっている。これだけでお得感あります。

 これが全部100円ならもう最高なんですが、そうもいかないところが世の中。それぞれ値段の異なる3貫盛りですが、まずは安い方から行ってみましょう。

天然貝の3貫盛り

 最初に食べたのは赤貝、白とり貝、ほっき貝がセットになった「天然貝の3貫盛り(100円)」。

 選んだ理由は安いから、とかではなくボクは貝が大好きなんですよ。この中で一番好きなのは赤貝です。スシローの赤貝というと、150円のものがありますよね。それが単純計算33円くらいで食べられる。それだけで最高じゃないですか。

 味は、まあ赤貝です。赤貝ですよ。ちょっと潮の香りがしてコリコリした、いつも赤貝です。

 ホッキ貝は噛み応えのある弾力で、普通にホッキ貝ですね。ホッキ貝は最近メニューで300円のやつを見かけるんですが、ボクが住んでいる地域にはとても大好きな人がいるのか、行ったときもう注文できなくなっていることが多いんです。というか注文できた試しがない。

 それが3貫盛りなら絶対に出会える。会いに行けるお寿司。これだけで結構嬉しいかも。

 白とり貝はとり貝という名前ですがとり貝じゃないです。シャクシャクと柔らかい歯ごたえのこいつの正体はイシカゲガイ(たぶん)。味は良いのですが、とり貝の仲間と思って食べるとコレジャナイ感。改名しません?

 ただこれらが全部あわせて100円なので、コスパはめちゃくちゃいいです。貝好きにはたまらない一皿。とくにボクなんかは赤貝を二皿頼むことが定番なので、3貫盛りがあるかぎりこれを二皿頼むのが正解。

天然魚3貫盛り

 続いてはひらめ、いわし、むらさきいかの「天然魚3貫盛り(150円)」。

 150円で3貫なので1貫50円。平均的なお値段です。とはいえひらめが入っているのが大きい。ネタもまあまあ大きい。

 だってひらめですよひらめ。普段であれば1貫で100円から150円するひらめが、1貫50円。単純な数字だけではなく、相対的なお得感で見るとこいつがコスパ最強かも。ひらめには青じそも添えており、口に入れると爽やかな香りとひらめの甘みが合わさって……うまい!

 ほかに感想もなく、ただただ、うまい。天然貝とあわせてこっちの天然魚も絶対に頼むべき。なぜならこれにまだいわしとむらさきいかが待っているからです。

 いわしは脂ノリたっぷりでもう満足の一言。イカはねっとりとした甘みはもちろんのこと、そのネタの厚さに満足できます。食べる順番としてはひらめ、いか、いわしがおすすめです。いわしの脂は本当にすごいので、お茶の用意をお忘れなく。

天然インド鮪3貫盛り

 最後は鮪の大とろ、中とろ、赤身を揃えた「天然インド鮪3貫盛り(300円)」。

 こちらは赤身からいきました。赤身はねっとり濃厚。さすがの天然インド鮪。通常メニューの赤身とは一味違います。……違うよね?

 おすすめは中とろ。単に主観ですが、大とろの脂が重たくなってきました。だから中とろくらいの脂のノリがベスト。逆に大とろくらいの脂のノリが好きな人にとっては、このインド鮪3貫盛りがコスパ的にベストかもしれません。

 そんなわけで今回の3貫盛り、イチオシは天然魚です。これが味と値段のバランスを考えてなかで一番良い。

おかわりしました

 次点は貝が好きなら天然貝、大とろが好きならインド鮪でしょう。と言っても3択ですし、好みが一番大きいです。

 スシロー「3貫盛り祭」は3月17日(日)までのため、食べたい人はお早めに。再来週にはなくなってしまいますよ!

※記事内の価格表記は「税抜」です。



筆者紹介:篠原修司

1983年生まれ。福岡県在住のフリーライター。IT、スマホ、ゲーム、ネットの話題やデマの検証を専門に記事を書いています。
Twitter:@digimaga
ブログ:デジタルマガジン

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