米マカフィーは2月25日(現地時間)、スペイン・バルセロナにて「モバイル脅威レポート」を発表した。偽アプリや不正アプリが拡大している。マカフィーではモバイルデバイスのセキュリティーリスク増加を受け、SamsungとTurk Telekomとの業務提携を拡大する。
とくに2018年下半期は偽アプリや不正アプリによるセキュリティーリスクが増加し、偽アプリは2018年6月での検出件数が1万件だったのに対して同年12月には6万5000件近くに増加したという。マカフィーによる2019年の脅威予測では偽アプリのほか、音声アシスタントやIoTデバイスの脆弱性なども脅威として挙げている。
マカフィーでは、Samsungおよびトルコの大手情報通信技術企業Turk Telekomとの提携を拡大。SamsungではスマートテレビやPCやなどの各種デバイス、Turk Telekomでは固定ブロードバンドおよびモバイルブロードバンドを通じた家庭でのデジタルセキュリティー保護強化に注力するとしている。