NTTドコモは今月20日から、端末のSIMロック解除が可能な条件を変更する。
具体的には、知人から譲り受けたり、中古販売店で購入した中古の端末についてもSIMロック解除が可能になるというもの。ウェブ上での手続きでは手数料は無料(dアカウントが必要)、ドコモショップでは1台あたり3000円で、1回の受付で2台までとなる。
ドコモをはじめ、主要3キャリアのSIMロック解除の条件については変遷がある。
ドコモがSIMロック解除の受付を開始したのは2011年4月のこと。当時はドコモショップのみでの受付だったが、iPhoneは非対応。その後、2015年5月以降に発売された端末において、SIMロック解除が義務化されたため、iPhoneを含めて可能になったが、購入日から100日経過が必要だった(一括購入や過去にその回線で解除したことがあれば即可能)。また手続きできるのは、基本的は端末を購入した契約者のみで、解約した場合もその契約者が100日以内に手続きすることが必要だった。
これに対し、2018年8月に改正された「モバイルサービスの提供条件・端末に関する指針」では、中古端末市場の活性化のために2019年9月以降での中古端末のSIMロック解除を義務化しており、ドコモはこれに一足先に対応する形となった。
なお、au/ソフトバンクについても、この新ガイドラインに合わせた対応を予定している。