カドカワが2月13日、代表取締役の異動を発表。同日付で川上量生現代表取締役社長は取締役となり、松原眞樹現代表取締役専務が代表取締役社長に就任する。川上氏は同日付で子会社ドワンゴ取締役も辞任し、同社顧問に就任。ドワンゴ代表取締役社長は荒木隆司現社長から夏野 剛氏へと交代する。
またカドカワは同日に決算を発表。子会社ドワンゴが37億9900万円の特別損失を計上したことなどにより四半期最終損益は21億6900万円の赤字となった。また通期業績予想は最終損益を54億円の黒字から43億円の赤字に下方修正した。
ドワンゴは事業計画に対する進捗が当初計画を大きく下回る推移となったことから特別損失を計上することになった。
具体的には昨年11月29日にリリースした位置情報ゲーム「テクテクテクテク」が期待値を大きく下回る見込みであること、同じくniconicoにおける「ギフト」などの新サービスによる都度課金の収益貢献が想定を下回る見込みであることなどをあげている。