バルミューダが2月12日、新型の空気清浄機「BALMUDA The Pure」を発表した。3月14日発売予定。5万6160円。
2013年発売の空気清浄機「AirEngine」の後継機種。気流を制御する整流翼とTrueHEPAフィルターを新搭載した。デザインは従来のスタイルをふまえながら、吸気口と流路が点灯して光る柱のように見えるようになった。
BALMUDA The Pureは日本ではなく韓国向けに設計開発した、同社としては異例の製品。発売も韓国が先行する。同社では2013年12月から韓国でAirEngineを展開しており、すでに日本の約10倍を出荷しているという。「韓国向けに第2弾を作ってくれ」という要望にこたえ、およそ5年間ほど開発を続けてきた。
旧製品のAirEngineは加湿機能のないシンプルな空気清浄専用機。特徴は吸気と排気それぞれのファンを備えること。サーキュレーターのように室内の空気を動かし、すばやく空気をきれいにできるというのが売りだった。
新製品のBALMUDA The Pureはファンを1つに統一。ファンの上に整流翼をそなえ、同じ騒音値でも15%性能を向上させた。またAirEngineで搭載していた酵素フィルターをTrueHEPAフィルターに変更し、0.3マイクロメートルの微粒子を99.97%捕集できるようにした。脱臭効果のある活性炭脱臭フィルターも備える。
清浄時間は8畳8分。適用床面積は36畳まで。本体サイズは幅260×奥行き260×高さ700mm、本体重量は約7.4kg。運転音は19〜64dB。最大消費電力は72W。カラーはホワイトのみ。Wi-Fi接続機能、保湿機能などはない。