スマートフォン向けARゲームの「ポケモンGO」や「Ingress」などの開発元であるナイアンティック(Niantic)は、賞金総額100万ドルの開発者向けコンテスト「Beyond Reality」を開催する。ゲームを中心としつつ、他の分野とゲームとを結びつけるようなアイデアを募集中だ。
ナイアンティックは、AR技術と地図情報データをベースに、ポケモンGOやIngressなど、地球全体を舞台にした「外に出る」ゲームを開発および提供した。2018年6月には「リアル・ワールド・プラットフォーム」を発表し、複数人が同時にAR空間を共有できる、マルチプレイヤーAR技術などに取り組んでいる。
コンテスト参加者は5人以上で1つのチームを作り、3ヶ月間で開発を実施。採択された10チームは、リアル・ワールド・プラットフォームを利用して開発を進めるとのこと。後日サンフランシスコで開催されるデモデイで成果を披露することを目標としている。もっとも魅力的なプロジェクトとチームには賞金総額100万ドルが贈られるという。
ナイアンティックは「コンテストはゲームを中心に想定していますが、定義はかなり広範囲に考えています。身体を動かすこと、ソーシャル、トラベル、ショッピングなどの他の分野とゲームとを結びつけるようなアイデアも、お気軽に応募ください」とコメントしている。