4万円台で設定次第でFF14も遊べる描画性能を持つデスクトップPC
小型ながらインターフェースは十分、メンテナンス性も◎
インターフェースは前面にUSB3.0ポート×2に、ヘッドホン&マイクジャック、背面に3系統の外部出力に、USBポートが6つという構成。筐体がスリムながらUSBポートは十分な数がそろっている。また、標準でマルチカードリーダーをそなえるため、デジカメやビデオカメラのSDカード(SDXC対応)を読み込む際には役に立つ。
光学ドライブは非塔載だがスロットは用意されている。光学ドライブは必要に応じて外付けでOKという人以外なら、BTOメニューで3800円で追加可能なDVDスーパーマルチドライブ(DVD±R DL読み書き対応)または9800円で追加できるBlu-rayディスクドライブ(BDXL読み書き対応)を選択しよう。
内部を確認してみると、ケーブル類がすべて黒で統一。マザーボードも基調色が黒でごちゃつきがなく、すっきりした印象。CPUクーラーは標準のモノだが、Athlon 200GEはTDP35Wとファンレス運用が可能なほど発熱が非常に低いため、特に気にする必要はない。
気になる点としては、メモリーがシングルチャンネルということ。アプリによっては、メモリーの転送量不足が足かせになり、CPUやGPUの性能を活かしきれないことも。そのため、BTOメニューでメモリーを8GB(+6800円)にすることも考慮に入れたいところ。しかし、さらに+6000円ほど追加すれば、より高性能なGPU性能を持つRyzen 3 2200G+8GBメモリーの「LUV MACHINES Slim ARS310BD」(LM-ARS310BD)が、6万2800円(税抜き)で買えてしまうと考えると、予算を抑える方を重視するならば4GBにしておくのが無難なところだろう。
もちろん、省スペースでできる限り高性能なGPU性能を求めるなら、「LM-ARS310BD」以上のRyzen搭載モデルを検討するのもいいだろう。