このページの本文へ

HUAWEI MateBook X Pro ロードテスト第7回

担当ライターがこのまま買い取りたいくらい気に入った!

ファーウェイ「HUAWEI MateBook X Pro」を2ヵ月使ってわかったこと

2018年12月27日 13時00分更新

文● 鈴木義孝 編集● ASCII編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷
ファーウェイのロゴは鏡面仕上げ。フラットな天面にプレミアムなアクセントを加えている。


 これまで2ヵ月間、13.9インチクラムシェル型モバイルノートPC「HUAWEI MateBook X Pro」をファーウェイより借用して、仕事、プライベートと日常的に活用してきた。6回にわたって様々なテーマでレビューをお送りしてきたが、完結編の今回は総集編として、本製品の実力、そしてその魅力について総括していこう。

大人の道具としての所有感を満たしてくれるトップクラスの質感

 まずはデザインについて。本製品はアルミニウム削り出しの剛性の高い金属ボディーを採用している。金属製ボディーのモバイルノートPC自体は珍しいものではないが、HUAWEI MateBook X Proはそれらのなかでトップクラスの質感を備えているというのが率直な感想だ。

 特に側面部分のダイヤモンドカット加工は高い精度で、見る角度によって微妙に変化する光の反射が非常に美しい。大人の道具としての所有感を満たしてくれる佇まいを備えていると、お世辞抜きに言える。

コンピューター制御の削り出し加工の精度は非常に高い。輝くダイヤモンドカット加工は側面だけでなく、トラックパッド、電源ボタンなど細かな部分まで施されている。

狭額縁ディスプレーの映像品質はHDRコンテンツ再生に活躍

 ギリギリまで攻めた狭額縁ディスプレーはHUAWEI MateBook X Proのフットプリントを最小化するのに貢献しているが、その映像品質も高いクオリティーだ。最大輝度450cd/m2、コントラスト1500:1、sRGBカバー率100%、視野角178度とモバイルノートPCとしてスペック的に申し分ない。

 またスペック表には記載がないがHDRビデオのストリーミングにも対応しており、NetflixやYouTubeなどでHDRコンテンツを再生可能だ。移動中の息抜きに映画やミュージックビデオなどの映像コンテンツを鑑賞するのに非常に重宝した。過去に鑑賞済みの映像コンテンツまでHUAWEI MateBook X Proで改めて見直したぐらいだ。

設定内の「HDRビデオのストリーミング」を有効にすれば、対応サービスで階調豊かなHDRコンテンツを再生できる。
NetflixにはHDR対応コンテンツがとても充実している。なかでも「ロスト・イン・スペース」の階調豊かな映像美は素晴らしい臨場感なので必見だ。

家族が驚いたポップアップ式Webカメラのギミック

 ガジェット好きにたまらないギミックがポップアップ式のWebカメラ。家族にHUAWEI MateBook X Proを見せた時に「なにそれ!」と一番食いついてきたのがこの機構だった。

 ただ、このカメラで得られる画像には好き嫌いが分かれそう。本機でひとつだけ要望を挙げるとしたら、次期モデルではファーウェイお得意のカメラ技術で、台形補正するなどユーザーを見上げるような画角の改善を望みたい。またカメラをポップアップさせるのに連動して、ビデオ通話アプリが起動するような設定があってもよいと思う。

軽く押すと飛び出してくるポップアップ式のWebカメラ。HUAWEI MateBook X Proの発表会場でも多くの記者がこのギミックを集中的に撮影していたのが印象的だった。
ポップアップ式のWebカメラは収納時にレンズが完全に隠れる。万が一、OSが乗っ取られてしまっても、Webカメラを悪用されてしまう心配はない。

ほかのPCが面倒に思えるほど手軽な指紋認証センサー一体型電源ボタン

 少々地味だが筆者がHUAWEI MateBook X Proで最も気に入った独自機能が指紋認証センサー一体型電源ボタン。指紋認証センサー自体は特に珍しいものではないが、HUAWEI MateBook X Proは電源オフの時に登録済みの指でボタンを押せば、その瞬間読み取ったデータを一時的に記録し、OS起動後のロック解除に利用する。

 つまりほかのノートPCのように電源ボタンを押したあと、再度指紋認証センサーを押す必要がないのだ。これが非常に快適で、ほかのPCでのロック解除がひどく面倒なものに思えてしまったぐらいだ。ぜひ指紋認証センサー一体型電源ボタンのデファクトスタンダードになってほしい。

電源ボタンをワンプッシュすれば、あとは放っておいてもデスクトップ画面が表示される。ログインが煩わしくないので、HUAWEI MateBook X Proを試用している2ヵ月間、こまめにOSをシャットダウンして利用していた。

性能、駆動時間、携帯性が高い次元でバランス

 そしてやはり最後に特筆すべきはパフォーマンスだ。4コア8スレッドの「インテル® Core™ i7-8550U プロセッサー」、外部グラフィックス「NVIDIA® GeForce® MX150、 GDDR5 2GB 」、シーケンシャルリードで3000MB/s越えのNVMe PCIe SSDを組み合わせることにより、日常的なアプリだけでなく、クリエイティブ系アプリや、最新3Dゲームも快適に動作させられる。

 処理性能だけに着目すればHUAWEI MateBook X Proを上回るノートPCは存在する。しかし処理性能と、バッテリー駆動時間、そして携帯性などを考慮すると、HUAWEI MateBook X Proはそれらが高い次元でバランスするように設計されているのだと感心させられた。

バッテリー駆動時でも「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」などの3DゲームをプレイできるだけのパフォーマンスをHUAWEI MateBook X Proは備えている。

2ヵ月使い倒して、買い取りたいぐらい気に入ったHUAWEI MateBook X Pro

 ファーウェイといえばスマホ、という認識の方も多いだろう。同社が初のノートPC「HUAWEI MateBook X」を発売したのが2017年なので確かにノートPCメーカーとしての歴史は浅い。しかし、ノートPCよりも高集積度の実装が要求されるスマホやタブレットで培ってきたノウハウが、HUAWEI MateBook X Proにはふんだんに注ぎ込まれている。また、ノートPCメーカーとしては新参だからこそ、新たな発想を盛り込むことができたのだろう。

 2018年5月に発売されたHUAWEI MateBook X Proは、非常に魅力的な製品だ。約2ヵ月日常的に使ってきて、お世辞抜きでこのまま貸し出し機を買い取りたいぐらい気に入っている。今後発売されるであろう新機種にも大いに期待したい。

(提供:ファーウェイ)

カテゴリートップへ

この連載の記事