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さとうなおきの「週刊アジュール」 第68回

既存のkafka対応アプリをコード変更なしに利用可能

Azure Event HubsでApache Kafka互換エンドポイントがGA

2018年11月20日 07時30分更新

文● 佐藤直生 編集 ● 羽野/TECH.ASCII.jp

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Azure Event Hubs for Apache KafkaがGA

 Azure Event Hubsは、スケーラブルなイベント受信サービスです。

 「Azure Event Hubs for Apache Kafka」は、Azure Event Hubsが提供するApache Kafka互換のエンドポイントです。これによって、既存のKafka対応のアプリケーションを、コード変更なしにAzure Event Hubsに対して使うことができます。

 Azure Event Hubs for Apache Kafkaは、5月のBuild 2018カンファレンスでパブリックプレビューになっていました。今回、Azure Event Hubs for Apache Kafkaが、GAになりました。

AzureRがリリース

 Rで、Azureサービス、リソースを操作するためのパッケージ「AzureR」がリリースされました。現時点では、次のAzureサービスのパッケージがあります。

Azure Cognitive Services:Bing Local Business Searchが利用可能に

 Azure Cognitive Servicesは、画像認識、音声認識、自然言語処理といった、AIを活用したAPIサービスです。

 Azure Cognitive Servicesで、「Bing Local Business Search」がパブリックプレビューになりました。

 Bing Local Business Searchは、地元企業の情報を取得するためのAPIを提供します。現時点では、米国のみがサポートされています。

Bing Local Business Search

Azure Bot Service:Bot Framework SDK 4.1がリリース

 Azure Bot Serviceは、チャットボットの開発フレームワーク「Microsoft Bot Framework」ベースのチャットボットをホストするためのサービスです。

 9月のIgnite 2018カンファレンスでリリースされていたV4.0に続いて、Bot Framework SDK 4.1がリリースされました。

 Bot Framework SDK 4.1では、Bot Framework Emulator V4、Web Chat V4がGAになりました。

 12月4日以降、すべての接続でTLS 1.2が必須となります。

Azure IoT Edge 1.0.4がリリース

 Azure IoT Edgeは、分析やビジネスロジックをクラウド側ではなくエッジ(デバイス)側で実行できるようにするサービスです。

 今回、Azure IoT Edge 1.0.4がリリースされました。Azure IoT Edge 1.0.4では、Azure Functionsランタイム2.0上のC#の関数に対して、Azure FunctionsのサポートがGAになりました。これを使うと、エッジ側で、IoTデバイスからのイベントをAzure Functionsを使って処理できます。

Azure IoT Edge上のAzure Functions

Azure Sphere 18.11がリリース

 Azure Sphereは、インターネット接続デバイス向けの組み込みの通信、セキュリティ機能を備えた、セキュアなアプリケーションプラットフォームです。Azure Sphereの認定を受けたパートナー企業のMCU(マイクロコントローラー)、LinuxベースのIoT専用セキュアOS「Azure Sphere OS」、Azureのセキュリティサービス「Azure Sphere Security Service」の3つで構成されています。

 11月12日の週に、Azure Sphere 18.11がリリースされます。リアルタイムクロックのサポートなどの新機能があります。

Azure Portal:新しいアカウントマネージャーがGA

 Azure Portalは、WebベースのAzureの管理コンソールです。

 Azure Portalで、新しいアカウントマネージャーがGAになりました。新しいアカウントマネージャーでは、複数のAzure Active Directoryアカウント(組織アカウント)、Microsoftアカウント(個人アカウント)でのサインイン、サインアウト、アカウント間の切り替えを、簡単に行うことができます。

Azure Portalの新しいアカウントマネージャー

 また、Azure Portalの11月のアップデートが以下のサイトにまとめられています。

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