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さとうなおきの「週刊アジュール」 第65回

Azure Media Services v3がGAに

Azure PowerShellの新しいモジュール「Az」をリリース

2018年10月23日 14時00分更新

文● 佐藤直生 編集 ● 羽野/TECH.ASCII.jp

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Truffle:Visual Studio Code拡張機能、Azure Blockchain Workbenchサンプル、Azure Marketplaceイメージ

 Truffleは、Ethereum向けのスマートコントラクト、DApps開発のためのツールです。

 10月5日から7日に米国ポートランドで開催されていたTruffleCon 2018カンファレンスで、Truffle向けのVisual Studio Code拡張機能の開発が発表されました。この拡張機能は、今秋にリリースされる予定です。

 また、TruffleとAzure Blockchain Workbenchをよりシームレスに統合することも、発表されました。Azure Blockchain Workbenchのサンプルは、これまでGitHubリポジトリで公開されていますが、Truffle Boxesでも利用可能になりました。

 そして、Azure Marketplaceで、インストールなしでTruffleを利用できるTruffleのVMイメージが利用可能になりました。

Truffle Boxes上のAzure Blockchain Workbenchのサンプルの利用

Azure SQL Database:開発/テスト価格、Azure Data Studio 10月リリース

 Azure SQL Databaseは、SQL Serverベースのリレーショナルデータベースサービスです。

 7月に、Azure SQL DatabaseのSingle Database、Elastic Poolで、既存のDTUベースの価格モデルに加えて、仮想コア(vCore)ベースの価格モデルがGAになっていました

 Azureの開発/テスト価格は、開発/テスト向けのAzureサブスクリプション(Visual Studioサブスクライバー向け、エンタープライズ開発/テスト、従量課金制開発/テスト)で提供されている、通常の従量課金制サブスクリプションよりも安価な価格設定です。

 今回、Azure SQL DatabaseのSingle Database、Elastic Poolでの仮想コアベースの価格モデルで、従量課金に比べて最大55%安価な開発/テスト価格の提供が始まりました。

 Azure Data Studioは、SQL Server、Azure SQL Database、Azure SQL Data Warehouseでのモダンなデータベース開発、運用のための、Windows、macOS、Linuxで動作する軽量なツールです。

 9月のIgnite 2018カンファレンスで、Azure Data Studioは、SQL Operations Studioから改名され、GAになっていました

 今回、Azure Data Studioの10月リリースがリリースされました。このリリースでは、SQL Server 2019拡張機能のプレビュー、Azureリソースエクスプローラーなどの新機能があります。

Azure Machine Learning:ONNX Runtime

 Azure Machine Learning(Azure ML)は、機械学習の開発と実行のためのプラットフォームを提供します。Azure Machine Learning StudioはGになっており、Azure Machine Learningサービスは、現在プレビュー中です。

 今回、Python向けのONNX Runtimeのプレビューがリリースされました。

 Open Neural Network Exchange(ONNX)フォーマットは、オープンソースの機械学習/深層学習モデルフォーマットです。ONNX Runtimeは、ONNX形式の機械学習モデルを使って推論を行うことができるランタイムです。ONNX Runtimeは、Azure Machine Learningサービスや、Linuxマシン(Ubuntu 16)上で利用可能です。

ONNXモデル

Azure HDInsight:HDInsight IO Cache

 Azure HDInsightは、Hadoop、Sparkなどのマネージドサービスです。

 Azure HDInsightで、「HDInsight IO Cache」(HDInsight IOキャッシュ)がサポートされました。HDInsight IO Cacheは、RubiXをベースにした透過的なデータキャッシュ機能を提供し、Sparkジョブのパフォーマンスを向上させます。

HDInsight IO Cacheによるパフォーマンス改善

Azure Data Lake Storage:仮想ネットワークサービスエンドポイント

 Azure Data Lake Storageは、スケーラビリティ、パフォーマンス、コスト効率に優れたビッグデータ分析向けのデータレイクソリューションです。

 6月に、Azure Data Lake Storage Gen2のプレビューが始まっており、Azure Data Lake StoreはAzure Data Lake Storage Gen1に改名されていました。

 仮想ネットワーク機能を提供するAzure Virtual Networkは、Azureサービスへのアクセスを特定の仮想ネットワーク(VNET)からのみに制限し、インターネット経由のアクセスを遮断することができる「仮想ネットワークサービスエンドポイント」を提供しています。

 今回、Azure Data Lake Storage Gen1で、仮想ネットワークサービスエンドポイントのサポートがパブリックプレビューになりました。

Azure Data Lake Storage Gen1の仮想ネットワークサービスエンドポイント

Power BI Embedded:9月のアップデート

 Power BI Embeddedは、Power BIで作成した対話型のレポートを、カスタムアプリケーションに埋め込むことができる、ISV/開発者向けのサービスです。

 8月のアップデートに続いて、Power BI Embeddedの9月のアップデートがまとめられています。

Power BI Embeddedの容量監視アプリ

Azure Data Factory:データストア接続のパラメーター化

 Azure Data Factoryは、データ統合サービスです。

 Azure Data Factoryで、データストア接続でパラメーターを使うことができるようになりました。

Azure Data Factoryのデータストア接続のパラメーター化

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