さとうなおきの「週刊アジュール」 第61回
「Ignite 2018」アップデート ~データ編~
Azure Cosmos DB、Azure SQL Databaseが機能強化
2018年10月10日 13時00分更新
ここからは、データ分析関連サービスのアップデートを紹介します。
Azure SQL Data Warehouse:「DW500c」サービスレベル、メンテナンススケジューリング、Azure Data Studio、SQL脆弱性評価
Azure SQL Data Warehouseは、SQL Serverベースのデータウェアハウス(DWH)サービスです。
Azure SQL Data Warehouseの「コンピューティング最適化 Gen2」レベルでは、これまで、「DW1000c」サービスレベルが最小のSKUでした。今回、「DW1000c」の半分のパフォーマンス、価格を提供する新しいSKU「「DW500c」が提供されました。スモールスタートしやすくなりますね。
詳細は、次のページをご覧ください。
- 更新情報「New SQL Data Warehouse performance tier SKU」
- ブログポスト「Redefine data analytics with Modern Data Warehouse on Azure」
Azure SQL Data Warehouseのメンテナンスが行われるスケジュールを、ユーザーが指定できる機能が、プレビューになりました。
詳細は、次のページをご覧ください。
- 更新情報「SQL Data Warehouse: User defined maintenance scheduling」
- ブログポスト「Azure SQL Data Warehouse now supports maintenance scheduling」
- ブログポスト「Redefine data analytics with Modern Data Warehouse on Azure」
7月に、SQL Operations Studioのプレビュー向けのAzure SQL Data Warehouse拡張機能「Azure SQL Data Warehouse Insights」のプレビューがリリースされていました。今回、SQL Operations StudioのAzure Data Studioへの改名とGAに伴い、Azure Data Studioで拡張機能「Azure SQL Data Warehouse Insights」を使って、Azure SQL Data Warehouseの監視を行えるようになりました。
詳細は、次のページをご覧ください。
- ブログポスト「Seamless access to management insights for SQL Data Warehouse with Data Studio」
- ブログポスト「Redefine data analytics with Modern Data Warehouse on Azure」
これまでAzure SQL Databaseで利用可能だった「SQL脆弱性評価」(SQL Vulnerability Assessment)が、Azure SQL Data Warehouseでも利用可能になりました。
詳細は、次のページをご覧ください。
- 更新情報「SQL Data Warehouse Vulnerability Assessment」
- ブログポスト「SQL Vulnerability Assessment now supports Azure SQL Data Warehouse and Azure SQL Database Managed Instance」
- ブログポスト「Redefine data analytics with Modern Data Warehouse on Azure」
Azure Databricks:東日本/西日本リージョン、条件付きアクセス、Delta、SQL Data Warehouseへのストリーミング
Azure Databricksは、Apache Sparkベースの分析プラットフォームのサービスです。
Azure Databricksが、東日本/西日本リージョンで利用可能になりました。
詳細は、次のページをご覧ください。
- 更新情報「Azure Databricks is available in Japan, Canada, India, and Australia」
- ブログポスト「Azure Databricks – Delta in preview, 9 regions added, and other exciting announcements」
Azure Databricksで、Azure Active Directoryの条件付きアクセスのサポートが、GA(一般提供)になりました。管理者が、ユーザーがいつどこからAzure Databricksにサインインできるかを制御できるようになります。
詳細は、次のページをご覧ください。
- 更新情報「Azure Active Directory conditional access in Azure Databricks」
- ブログポスト「Azure Databricks – Delta in preview, 9 regions added, and other exciting announcements」
「Azure Databricks Delta」のプレビューが始まりました。
Azure Databricks Deltaは、トランザクション型ストレージレイヤーです。Azure Databricks Deltaを使うと、複数ステージの複雑なデータパイプラインを作成することなく、複数のユーザーやジョブが、一貫性を保ちながら同じデータセットを修正できます。
詳細は、次のページをご覧ください。
- 更新情報「Azure Databricks Delta now in preview」
- ブログポスト「Azure Databricks – Delta in preview, 9 regions added, and other exciting announcements」
9月にも紹介していましたが、Azure DatabricksからAzure SQL Data Warehouseへのストリーミング書き込みがプレビューになりました。
詳細は、次のページをご覧ください。
- 更新情報「Azure SQL Data Warehouse streaming support in Azure Databricks.」
- ブログポスト「Near real-time analytics in Azure SQL Data Warehouse」
- ブログポスト「Azure Databricks – Delta in preview, 9 regions added, and other exciting announcements」
- ブログポスト「Redefine data analytics with Modern Data Warehouse on Azure」
Azure Databricksのシークレットスコープが、Azure Key Vaultをサポートしました。Azure DatabricksからAzure Data Lake Storage、Azure Cosmos DB、Azure SQL Data Warehouse、Azure Event Hubs、Azure IoT Hubsなどに接続するための接続文字列やシークレットを、Azure Key Vaultに格納できるようになります。
詳細は、次のページをご覧ください。
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