このページの本文へ

さとうなおきの「週刊アジュール」第55回

Azure Database Migration ServiceがAzure Database for PostgreSQLへのオンライン移行をサポート

HPC向けの「Avere vFXT for Azure」がプレビュー開始

2018年09月21日 08時00分更新

文● 佐藤直生 編集 ● 羽野/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

Azure Virtual Machines:VMサイズの「現在の世代」でのフィルタリング

 IaaSの仮想マシン(VM)機能を提供するAzure Virtual Machinesで、Azure PortalでのVMの新規作成時やVMサイズ変更時に、「コンピューティングの種類」として「現在の世代」を指定してフィルタリングできるようになりました。

 これによって、利用可能な多数のVMサイズの中から、推奨されている現在の世代のVMサイズのみを表示できるようになります。

 詳細は、更新情報「Filter VM sizes by current or previous generation」をご覧ください。

VMサイズの「現在の世代」でのフィルタリング

Azure Storage:Azure Data BoxのNFS、RBACサポート

 ストレージサービス「Azure Storage」の一機能「Azure Data Box」は、大量のデータをAzureに移動するためのアプライアンスです。

 Azure Data Boxは、2017年9月のIgnite 2017カンファレンスで発表され、プレビューが始まっていました。Azure Data Boxは、SMB/CIFSプロトコルで接続し、約100TBのデータをロードできる物理アプライアンスです。

 今回、Azure Data Boxが、SMB/CIFSプロトコルに加えて、NFSプロトコルをサポートしました。

 また、Azure Data Boxが、RBAC(ロールベースのアクセス制御)をサポートし、新しいData Box Readerロールが追加されました。

 詳細は、更新情報「Azure Data Box: Expanded availability, plus support for NFS and RBAC」をご覧ください。

Azure Storage:Avere vFXT for Azure

 1月に、MicrosoftはAvere Systemsを買収していました

 今回、Avere vFXT for Azureのパブリックプレビューが始まりました。Avere vFXT for Azureは、オンプレミスやAzure Blob Storageのデータをキャッシュして、HPCアプリケーション向けにパフォーマンスの高いファイルアクセスを提供します。

 Avere vFXT for Azureは、無料で利用可能です。Avere vFXT for Azureは、2018年内のGA(一般提供)を予定しています。

 詳細は、更新情報「Avere vFXT for Azure」、ブログポスト「Avere vFXT for Microsoft Azure のパブリック プレビュー」GitHubリポジトリをご覧ください。

Avere vFXT for Azure

Azure Key Vault:仮想ネットワークサービスエンドポイント

 Azure Key Vaultは、暗号化キーやパスワードなどを格納して管理するサービスです。

 仮想ネットワーク機能を提供するAzure Virtual Networkは、Azureサービスへのアクセスを特定の仮想ネットワーク(VNET)からのみに制限し、インターネット経由のアクセスを遮断することができる「仮想ネットワークサービスエンドポイント」を提供しています。

 今回、Azure Key Vaultによる仮想ネットワークサービスエンドポイントのサポートがリリースされ、GA(一般提供)になりました。

 詳細は、更新情報「General availability: Virtual network service endpoints for Azure Key Vault」ドキュメントをご覧ください。

Azure Cosmos DB:BulkExecutorのGremlinサポート

 Azure Cosmos DBは、複数のデータモデル/APIを サポートしたグローバル分散型のNoSQLデータベースサービスです。

 5月のBuild 2018カンファレンスで、「Azure Cosmos DB BulkExecutor library for .NET」、「Azure Cosmos DB BulkExecutor library for Java」がリリースされていました。BulkExecutor libraryは、クライアント側のコンピューティングリソースの消費を抑え、効率的にバルク操作(インポート、更新)を実行するための.NET、Java向けのクライアントライブラリです。この時点では、Azure Cosmos DBのSQL APIのみがサポートされていました。

 今回、Azure Cosmos DB BulkExecutor library for .NETが、SQL APIに加えて、グラフ形式のGremlin APIをサポートしました。

 詳細は、更新情報「BulkExecutor for Azure Cosmos DB Gremlin API now available」ドキュメントリリースノートをご覧ください。

Azure SQL Database:SQL Server Management Studio 17.9

 Azure SQL Databaseは、SQL Serverベースのリレーショナルデータベースサービスです。

 SQL Server Management Studio(SSMS)は、SQL Server、Azure SQL Database、Azure SQL Data Warehouse向けのデータベース開発、運用のための、Windowsで動作するツールです。

 6月にリリースされた17.8に続いて、SQL Server Management Studio 17.9がリリースされました。

 このリリースでは、4月にプレビューになっていたAzure SQL Databaseの仮想コアベース価格モデルのサポートなどの新機能があります。

 詳細は、ブログポスト「SSMS 17.9 is now available」リリースノート(最新情報は英語ページを参照)をご覧ください。

Azure Database Migration Service:Azure Database for PostgreSQLへのオンライン移行

 Azure Database Migration Serviceは、データベースのAzureへの移行を支援するサービスです。

 Azure Database for PostgreSQLは、PostgreSQLベースのリレーショナルデータベースサービスです。

 8月に、Azure Database Migration Serviceで、SQL ServerからAzure SQL Databaseへのオンライン移行、MySQLからAzure Database for MySQLへのオンライン移行がプレビューになっていました

 今月、Azure Database Migration Serviceで、オンプレミスやVMで動作するPostgreSQLからAzure Database for PostgreSQLへのオンライン移行がプレビューになる予定です。PostgreSQLを使うシステムのAzureへの移行が簡単になりますね。

 詳細は、更新情報「Azure Database Migration Service: PostgreSQL to Azure DB for PostgreSQL migrations support」、ブログポスト「Upcoming Public Preview Availability of PostgreSQL Online Migration in Azure Database Migration Service」ドキュメントをご覧ください。

Azure Databricks:Azure SQL Data Warehouseコネクターのストリーミング書き込み

 Azure Databricksは、Apache Sparkベースの分析プラットフォームのサービスです。

 Azure SQL Data Warehouseは、SQL Serverベースのデータウェアハウス(DWH)サービスです。

 Azure DatabricksのDatabricks Runtime 4.3で、Azure SQL Data Warehouseコネクターが、バッチ書き込みに加えて、ストリーミング書き込みをベータとしてサポートしました。

 詳細は、更新情報「Azure SQL Data Warehouse enables streaming solutions with Azure Databricks」ドキュメントリリースノートをご覧ください。

Azure Event Hubs:Pythonクライアントライブラリ

 Azure Event Hubsは、スケーラブルなイベント受信サービスです。

 4月に、Azure Event Hubs向けのPythonクライアントライブラリのパブリックプレビューがリリースされていました。今回、このライブラリがGA(一般提供)になりました。

 詳細は、更新情報「General availability: Event Hubs for Python」GitHubリポジトリをご覧ください。

Azure HDInsight:Sparkのデバッグツール

 Azure HDInsightは、Hadoop、Sparkなどのマネージドサービスです。

 Azure Portalで、Azure HDInsightのSparkクラスター向けのデバッグツールがリリースされました。Spark History Serverのエクスペリエンスに、ジョブグラフの視覚化、再生、ヒートマップを提供する「Graph」タブ、ジョブの入出力データの表示、検索、ダウンロードなどを可能にする「Data」タブが追加されました。

 詳細は、ブログポスト「Powerful Debugging Tools for Spark for Azure HDInsight」をご覧ください。

Azure HDInsight Sparkクラスターのジョブグラフ

 それでは、また来週。

カテゴリートップへ

この連載の記事

ASCII.jp特設サイト

クラウド連載/すっきりわかった仮想化技術

ピックアップ