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なぜ家電メーカー「ハイセンス」は中国スマホ市場で生き残れているのか
2018年10月05日 19時00分更新
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本日は、ASCII倶楽部で2018年9月26日に公開した「なぜ家電メーカー『ハイセンス』は中国スマホ市場で生き残れているのか」を紹介します。
中国大手家電メーカーのハイセンス(Hisense)は東芝TV部門の買収や、2018年のロシアワールドカップサッカーのスポンサーになるなど存在感をグローバルに示しています。しかしスマートフォンは本業ではなかったためか、あまり目立つ存在ではなかったのです。ところが今では他社のやらない二画面端末で市場を攻めています。そんなハイセンスの歴史を追いかけてみましょう。
CDMAケータイから参入、Windows Mobileも手掛けた老舗メーカー
総合家電メーカーであるハイセンスの創業は1969年と古く、青島(チンタオ)でTVを作り始めたのちエアコンなど一般家電にも手を広げていきます。携帯電話の参入も2001年と中国メーカーの中では古く、当初はCDMA端末を手掛けていました。GSM端末はすでにノキアなど海外勢の製品が多く、端末種類の少ないCDMAで市場参入を図ったのです。しかも最初の端末はTVメーカーらしく、中国メーカーとして初のカラーディスプレー搭載CDMA端末でした。
その後は中国の携帯電話市場の拡大に合わせW-CDMA機なども手掛けつつ、2007年にはWindows Mobile 5.0搭載の「G9988」を投入。GSM方式ながらもスマートフォンで、9と8を組み合わせた製品名からもハイセンスの意気込みを感じることができました。しかし同年はiPhone登場の年であり、翌年からはAndroid端末が登場するとスマートフォンOS市場からWindows Mobileの存在感は急激に下がっていきます。ハイセンスもこの後はスマートフォンOSをAndroidへと移行します。
2010年3月に発売した「E3」はAndroid系のOSを採用したハイセンス最初のスマートフォンです。「系」というのには理由があり、これは中国のキャリア、チャイナモバイルがAndroidを改変して自社向け端末のスマートフォンOSに採用したOPhone OSを搭載した製品だったからです。ライバルのチャイナユニコムがiPhoneを中国で発売し大人気になったことや、グーグルに主導権を奪われまいとしてチャイナモバイルはOPhoneを作り上げたのでした。
続きは「なぜ家電メーカー『ハイセンス』は中国スマホ市場で生き残れているのか」でお楽しみください。
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