日本交通とJapanTaxiは9月28日、国土交通省が実施する実証実験「変動迎車料金」に参加すると発表。実証実験の取り組みとして、JapanTaxiアプリによる配車で、迎車料金が無料となる「お迎え0円キャンペーン」を、エリア・曜日・時間帯限定で2ヵ月間に渡り実施する。
都内を走る日本交通4500台の場合、平日ピークタイムの朝8時台は、1時間あたりの平均空車時間が13.1分である一方で、ピークを過ぎた後の11時台は18.1分、16時台は21.2分と、1台あたりおよそ20分もの空車時間を記録している。
そこで人の移動が活発になる日中の時間帯で、空車時間が増加している11時から17時までの時間帯を閑散期と仮定し、配車注文および配車率の高い港区・渋谷区・新宿区・中央区・千代田区にて、アプリから注文時に迎車料金が無料になる実証実験を実施する。
実施曜日は、平日の中でも需要が少なくなる水曜日と、休日の日曜日。同実証実験にて需給バランスを整えることで、ユーザーとタクシーのマッチングが高まることで乗車機会が増え、タクシーは効率的な運行が可能になるという。
実施期間は、第1弾が10月31日までで、第2弾は11月3日から11月28日まで。対象決済はネット決済。