「LIFEBOOK WU2/C2」は、富士通の直販サイト「富士通WEB MART」で販売されているカスタマイズ可能なモバイルノートパソコン。標準構成での価格は14万8392円だが、クーポンを利用すれば11万4261円からとなる(10月1日現在)。これまで2回に渡ってその基本的な部分を紹介してきたが(第1回)(第2回)、今回は、ベンチマークで性能を明らかにしてこう。
LIFEBOOK WU2/C2は、富士通WEB MARTで購入する場合BTOで自由にカスタマイズができるので、まずは試用機のスペックを紹介する。CPUは選択できる中で最上位のCore i7-8550U、メモリーは8GB、ストレージが約128GB SSDとなる。グラフィックスはCPU内蔵のインテル UHD グラフィックス 620だ。
PCの総合力を計測するPCMark 10では、総合スコアが3499とモバイルノートとしては高いスコアを記録。とくにソフトの起動時間やブラウザーの描画速度などを表すEssensialsでも7570という高い数値だった。WordやExcelといったアプリケーションの実効速度を計測するProductivityが5796、画像や動画編集および3Dグラフィックス性能を表すDigital Content Creationが2651となったが、こちらもモバイルマシンであれば十分といえる。
CPUの性能を計測するCINEBENCH R15もチェック。CPUが527cb、シングルコアのスコアが162cbとなった。マルチスレッド時のスコアであるCPUはさすがにデスクトップ向けのCPUと比べると数値は低いが、シングルコアの性能では劣っていない。
ストレージの速度はCrystalDiskMark 6.0.1でチェックしたところ、SSDらしく高めのスコアが出ている。ちなみに試用機はストレージ容量が約128GBなのでSATA接続となるが、BTOにて約512GBにするとPCIe接続になるため、さらなる高速化が望める。
最後に、「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver.1.51」をチェック。詳しくは下の画像を参照してほしいが、いい意味で裏切られた。GPUがCPU内蔵のモバイルマシンなので、「動けばいいかな」というくらいで考えていたのだが、意外にも最高の設定でも普通に動いてくれる結果に。ドラゴンクエストXのような軽いタイプの3Dゲームであれば、問題なく遊べるだろう。
試用機の主なスペック | |
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機種名 | LIFEBOOK WU2/C2 |
CPU | Core i7-8550U(1.80GHz) |
グラフィックス | インテル UHD Graphics 620 |
メモリー | 8GB(4GB×2) |
ディスプレー | 13.3型ワイドノングレア(1920×1080ドット) |
ストレージ | 約128GB SSD |
バッテリー | 2セル 25Wh |
カラー | サテンレッド |
サイズ | およそ幅309×奥行212.5×高さ15.5mm |
重量 | 約790g |
OS | Windows 10 Home(64bit) |