このページの本文へ

ツクモの「N1586J-710/T」をチェック、スタンダードノート並みの筐体でゲームが快適

ゲーミングの魅力満載、Max-QのGTX 1070で120Hzの薄型15.6型ノートPC

2018年09月28日 11時00分更新

文● 宮里圭介 編集●八尋/ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

実ゲームでも高画質で高フレームレートがしっかり出せる!

 通常のゲーミングノートよりも性能が出にくいとはいえ、元々高スペックというのもあってそのポテンシャルは十分高い。ベンチマークからこの点は確認できたが、実際のゲームではどうだろうか。

 今回試してみたのは、建築という異色の要素を備えた人気のバトルロイヤルゲーム「フォートナイト」。動作そのものは軽いので多くのパソコンで楽しめるタイトルだが、一瞬の判断が勝敗を分けるため、なるべく高フレームレートでプレーしたい。それだけにゲーミング性能の高さが気になるところだ。

 試したのは「ウェイリングウッズ」内を走り回るというもの。不確定要素となる人が少ないうえに木などのオブジェクトが多いため、適度に負荷がかかると考え、このエリアを採用した。性能は「Fraps」を使って約2分間のフレームレートを測り、平均、最小、最大をチェック。データが大きくぶれていないことを確認したうえ、3セットぶんの平均で評価した。なお、N1586J-710/Tが高スペックのため、画質設定は「エピック」を選択している。

ウェイリングウッズは人が少ないエリアなので、比較的再現性の高いテストが行なえる。なるべく視点を動かしながら、森の中を駆け回った

画質設定は「エピック」。1920×1080ドットのフルスクリーン設定とし、最大フレームレートを無制限へと変更している

平均で86.5fps、最小74fps、最大108fpsと、最高画質ながらも高フレームレートを維持。とくに最小でも60fpsを大きく上回っているのがうれしい

 ぐるぐると走り回ったり、射撃したり、ツルハシを振り回したり、ジャンプしたりと動き回っていたが、極端にフレームレートが低下するといった感覚は一切なし。画質設定をエピックにしていても最低フレームレートで74fpsもあるため、不満なく遊べた。ただし、人が減って激戦になってくると、ちょっとしたフレームレートの低下でも命取りになってしまう可能性もある。この点を心配するのであれば、画質設定をエピックではなく「高」や「中」に落とすといいだろう。

リフレッシュレート120Hzのディスプレーを搭載

 高画質でのゲームプレーに十分な性能があるのは確認できたが、実は、N1586J-710/Tにはもうひとつゲーム向きの機能がある。それがリフレッシュレートの120Hz対応だ。通常の液晶だと60Hzでしか表示できないが、これが2倍になり、相手の動きをより速くキャッチできるようになる。また、操作の遅延も短縮されるため、より素早く正確なエイムも可能となるだろう。ゲーミングパソコンというとCPUとGPUばかりが注目されがちだが、N1586J-710/Tは表示のリフレッシュレートにまでこだわっているのがうれしい。

プロパティで確認してみると、確かにリフレッシュレートが120Hzとなっていた。ゲーミングノートとして、地味ながらもうれしいポイントだ

カテゴリートップへ