メドピアの連結子会社であるフィッツプラスは9月5日、健康保険組合向けに、名古屋大学医学部発ベンチャーのPREVENTが展開する重症化予防プログラムを提供開始すると発表した。
メドピアグループは、医師プラットフォーム「MedPeer」を基盤に、医師向けの臨床支援事業に加えて、一般向けに医師および管理栄養士の専門家ネットワークを活用した予防医療事業を展開している。健康保険組合向けには、特定保健指導サービス「ダイエットプラス」や、オンライン健康相談「first call」による健康増進・予防サービスを提供している。
PREVENTは、名古屋大学大学院医学系研究科(保健学)山田研究室での研究成果を基にした重症化予防技術を活用し、生活習慣病既往者を対象にした事業を展開している。健康保険組合向けには、医療データ解析事業「Myscope」や、重症化予防支援事業「Mystar」を用意している。
今回の契約および今後の協業により、メドピアグループは、従来の健康もしくは生活習慣病予備群の対象者を中心とした支援に加えて、生活習慣病・疾病の既往者に対する重症化予防も支援していくことが可能となる。
今後、医師と管理栄養士の専門家ネットワーク、およびレセプトや健診データ、ライフログなどのデータと研究に基づくエビデンスといった両者の強みを活かしながら、健康増進・予防を一気通貫で支援するサービスを検討していくことで、健康寿命の延伸および医療費の適正化を目指すという。