怪しい公衆無線LAN利用経験者の半数以上が「あまり抵抗感はない/抵抗感は全くない」
危険! 罠の可能性もある公衆無線LANに飛びつく危うい利用者たち
2018年09月03日 09時00分更新
観光地など外出先で便利な公衆無線LANは、いまや7割の人が利用経験アリ。若者ほど利用率が高く、80%を超える世代も。ただし、個人情報を入力する機会があるにもかかわらず、パスワード不要の公衆無線LANに抵抗感がない人が多いという、危うい一面も。
公衆無線LAN、7割の人が「利用経験アリ」
この季節、長期休暇を用いて帰省や観光を楽しむ人も多いでしょう。スマートフォンを外出先で活用する機会が増える一方、いつも以上にパケット量が気になると思います。さて、そんなときに頼りになるのが公衆無線LAN(街中のフリーWi-Fiスポットなど)です。皆さんは利用していますか?
なんと、約70%の人が公衆無線LAN経由でスマートフォンを利用した経験があるそうです。若い人ほど利用率が高く、20代では約80%、10代にいたっては約85%に上ります(セキュリティ企業のマカフィーとスマートフォン/タブレット利用者に関する調査を手掛けるMMD研究所が共同調査した「公衆無線LAN利用者実態調査」より。以下同じ)。
利用したことのある場所としては、カフェ・喫茶店、ファーストフード店、コンビニ、ショッピングセンター・百貨店といった日常生活に近い場所はもちろんのこと、観光旅行で宿泊するホテル・旅館のほか、駅・駅周辺、空港・空港ラウンジ、道の駅・高速SA・PAなど交通機関も目立ちます。
それらの場所ではインターネット検索、LINE・メールの送受信、ニュース、SNS、動画視聴などを行うことが多いようです。このあたりは普段の使い方とあまり変わらないかもしれません。
じつは危うい使い方多し!
これまでの記事でもご紹介してきた通り、パスワードや登録要らずの公衆無線LANには悪意ある人たちが罠を張っている可能性があります。多くの人たちが集まる観光地・交通機関ではその危険性が跳ね上がります。
ところが、提供元不明かつパスワード不要の公衆無線LANを利用した人の半数以上が、あまり抵抗感はない/抵抗感は全くないと答えており、まだまだ危険性が十分に広まっていません。
各種サービスへのログイン時をはじめ重要な個人情報を入力することもありますから、たとえ残りのパケット量が気になるときでも、提供元不明かつパスワード不要の公衆無線LANは危険なので利用しないようにしましょう。
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