ゲームも写真編集もこなせる1台
GTX 1050搭載17.3型ノートPCは大画面で仕事からゲームまで超快適
負荷のかかるゲームや写真現像で性能をチェック
実際に3Dゲームで遊んでみた。プレーしたのは、エピック・ゲームズ・ジャパンの「フォートナイト」。無料で楽しめる多人数参加型のバトルロイヤルゲームで、今大人気ゲームの1つだ。
画質は自動で最適レベルにしてプレイ。シーンによるが、プレイしていてカクカク感はなく、支障がないレベルで遊べた。フレームレート計測ツール「Fraps」を使ってどの程度出るのか確認してみたが、描画の軽いシーンでは、ほぼ60fpsに近い数値で推移、建物が多い場所やほかのプレイヤーが登場しても、最低51fps、最高61fpsで平均は55.6fpsだった。フォートナイト程度のカジュアル3Dゲームなら十分遊べる。
もう1つ試したのがアドビの「Lightroom Classic CC」でのRAWファイル現像。6000×4000ピクセルの写真20枚をレンズ補正やノイズ低減、色味調整などをしてJPEG画像に書き出す時間を計測。結果は約48秒で、単純計算で1枚あたり2.4秒。これなら大量の写真を処理しても苦にならないだろう。また、使っていてRAWファイルのサムネイル作成も速く、調整もラグが少ないので作業が快適。趣味としてはもちろん、仕事でも支障なくこなせると感じた。
こうした負荷のかかる作業をしていると、当然ファンが高速回転するが、めちゃめちゃ大きい音がするでもなく、あまりうるさいとは感じなかった(このあたりは個人差もあると思う)。ボディーが大きいので熱対策にも余裕があるのだろう。ただ、ゲームをプレーするときは音のする方向をしっかり認識するためにも、ヘッドフォンをつけたほうが集中できる。
このほかにもExcelファイルを開いてみたが、大画面での作業は非常にラク。筆者のように老眼に手が届く年齢だと、余計にそう感じる。Wi-Fi速度もSpeedtest.netで計測してみたが、下り250Mbps、上り220Mbps程度出た。最大433MbpsのWi-Fiとしてはなかなかのパフォーマンスではなかろうか。
m-Book W880XN-M2SH2をひととおり検証してみたが、デスクワーク中心で使うマシンとして考えると、6コア/12スレッドの威力はとても高く、また、GeForce GTX 1050のとの組み合わせも最適で、かなり重めの作業をしても快適にこなせるだろう。
BTOパソコンなので、予算と作業内容に合わせてカスタマイズしたいが、今回試したm-Book W880XN-M2SH2でもさまざまな用途で対応できるはず。それでいて価格は15万9624円(税・送料込)からとかなりお買い得な設定だ。カスタマイズするとしたら、このモデルからWi-Fiを高速なものにし、SSDをM.2 PCIe接続タイプにすれば、さらに快適さがアップするはず。プラス1万3000円程度で実現できるので検討する価値はあるだろう。プライベートや仕事のデスクワークマシンとして購入価値の高い製品といえよう。
m-Book W880XN-M2SH2の主なスペック | |
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CPU | Core i7-8750H(2.2GHz/最大4.1GHz) |
グラフィックス | GeForce GTX 1050(4GB GDDR5) |
メモリー | 16GB PC4-19200 (8GB×2/デュアルチャネル) |
ストレージ | SSD:256GB(SATA3 M.2規格)/HDD:1TB(SATA3) |
ディスプレー | 17.3型 (1920×1080ドット) |
内蔵ドライブ | ー |
通信 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 5.0 |
インターフェース | USB 3.1(Type-A)端子×2、USB 3.1(Type-C)端子、USB 3.0端子、USB 2.0端子、HDMI端子、Mini DisplayPort×2、有線LAN端子、マイク入力端子、ヘッドフォン出力端子、SDカードスロット |
サイズ/重量 | およそ幅418.5×奥行288.7×高さ34.9mm(折り畳み時/突起部含む)/約2.9kg |
OS | Windows 10 Home(64bit) |
※価格・構成は、記事作成日のもの。最新情報はマウスコンピューターのサイトを確認してほしい。
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