このページの本文へ

スマホ夏モデルはコレを買え! スマホ総研がクロスレビュー 第2回

絞り可変カメラ搭載が超強力! 極限まで進化した「Galaxy S9+」

2018年08月19日 12時00分更新

文● アスキースマホ総研

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

夏のハイエンドスマホ3機種を
スマホ総研の3人でクロスレビュー

 アスキースマホ総研のドロイドさん、スピーディー末岡、ミナミダの3人が今年の春に引き続き、夏モデルのスマホを5段階評価でクロスレビュー! 今回はハイエンドモデルに限定し、「Xperia XZ2 Premium」(ドコモ、au)、「Galaxy S9+」(ドコモ、au)、「HTC U12+」(SIMフリー)の3台に関して買いか否かをレビューした。

2眼レンズと大幅に向上した使い勝手
「Galaxy S9+」

 クロレビ第2回はドコモとauから発売されている「Galaxy S9+」。Galaxy Note8に続いてのデュアルカメラが採用された。

 主なスペックはディスプレーが6.2型(1440×2960ドット)でアスペクト比は18.5:9という縦長仕様。SoCはSnapdragon 845、メモリー6GB、内蔵ストレージ64GB。生体認証は、指紋、虹彩、顔の3つを搭載。

「Galaxy S9+」(サムスン電子製)

 Galaxy S9+とベースモデル(Galaxy S9)の最大の違いがデュアルレンズを採用したこと。レンズはそれぞれ標準と望遠という構成で、標準側は周囲の状況に応じてF値を1.5と2.4で自動的に切り替えてくれる絞り可変仕様。また、1秒間に960フレームのスーパースローモーション撮影にも対応している。撮影↓動画はBGMを付けたりGIFアニメを作ったりと、SNSでのシェアを意識した機能が満載。

 そのほか、顔認証で自分の顔からアバターを作成できる「AR Emoji」も特徴で、取り込んだ自分の顔から18種類のオリジナルスタンプが作成でき、さらに複数のメッセンジャーアプリで送れる。

 一括価格はドコモ版が11万1456円(月々サポート1944円×24回)、au版が11万2320円(毎月割適用対象外)。

ネガを徹底的に潰したからこそ今が買い
スマホ総研リーダー ドロイドさん

ドロイドさん。スペックに載らない細かい話が好き


評価:★★★★★

 Galaxy S8からの進化点が少ないと言われがちな今年のGalaxy S9だが、個人的にGalaxyシリーズへのイメージは、トヨタの自動車のように前年モデルからのネガ潰しを徹底的にしてくるというもの。その意味で今年のGalaxy S9こそ買いという結論に。

 Galaxy S9+はこの画面サイズのスマホとしては圧倒的に持ちやすいし、スタンダードモデルのGalaxy S9はコンパクトスマホと言えるほど。物理的に絞りが変えられるギミックはさほどメリットを感じなかったが、それでも間違いなく魅力的。

不満がとくにないことが不満という贅沢
主席研究員 スピーディー末岡

スピーディー末岡。スペックの数値が大好きスペック厨


評価:★★★★☆

 デザインが前モデルからまったく変わらないので新鮮味があまりなかった。また、デュアルカメラやスーパースロー、AR Emojiなどはすでに他機種でも似たような機能があり、今さら驚くほどのことでもない。F値可変レンズはギミックとしては面白いんだけど、他人にオススメする場合、それをウリにできるかというとそうでもない。

 と、不満のようなものをツラツラ述べてみたが、これらは別に不満でもなんでもなく、もはや端末の完成度が高すぎて、何を言ってもあら探しのようになってしまうのだ。個人的にはエッジスクリーンはイマイチ使いにくいのだが、使いやすいという人もいるので個人の好みの問題だろう。Galaxy S9+は「変わらない」ということが最大の価値。ただ、端末の完成度に比例してあまり日本では注目を集めていないのが残念だ。

4K以外の特徴が見えない
研究員 ミナミダ

ミナミダ。小型端末と肌色多めの美少女ゲームが大好物


評価:★★★★★

 スマホに対して抱きがちな不満点をひとつひとつ確認しながら解決したかのような完成度。処理性能の高さは当然として、大型スマホながら薄く片手で操作しやすい。カメラのF値切り替え機能はあまりピンとこなかったが、広角+ズームの同時撮影は旅先での風景撮影に便利そう。

 外語メニューなどを即時翻訳できる「Bixby Vision」は海外旅行で心強いだろう。あえて不満点を挙げるなら、モノトーンのみというカラバリの少なさ程度。

  Galaxy S9+ SC-03K Galaxy S9 SC-02K(参考)
メーカー サムスン電子
ディスプレー 6.2型有機EL(18.5:9) 5.8型有機EL(18.5:9)
画面解像度 1440×2960
サイズ 約74×158×8.5mm 約69×148×8.5mm
重量 約187g 約161g
CPU Snapdragon 845 2.8GHz+1.7GHz(オクタコア)
内蔵メモリー 6GB 4GB
内蔵ストレージ 64GB
外部ストレージ microSDXC(最大400GB)
OS Android 8.0
最大通信速度 下り最大988Mbps
VoLTE ○(HD+)
カメラ画素数 リア:1220万画素
(標準、F値1.5/2.4)
+1220万画素(望遠、F値2.4)
/イン:800万画素(F値1.7)
リア:1220万画素(F値1.5/2.4)
/イン:800万画素(F値1.7)
バッテリー容量 3500mAh 3000mAh
ワンセグ/フルセグ ○/○
防水/防塵 IPX5,8/IP6X
生体認証 ○(指紋、虹彩、顔)
USB端子 Type-C
Qi
連続待受時間
(LTE/3G)
約400時間
/約450時間
約390時間
/約400時間
連続通話時間
(LTE/3G)
約1310分
/約1170分
約1170分
/約1040分
カラバリ Midnight Black、Titanium Gray Midnight Black、Titanium Gray、Lilac Purple

■関連サイト

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン