外出先でもタブレットでテレビが見られる
さて、このディーガは宅外配信に対応している。家の中のLAN環境だけでなく、その外のネットワークでも、ルーター越えで番組再生が可能だ。
そこで、タブレットを外に持ち出して、スマホのテザリングでテレビが受信できるか試してみた。
まず(LAN内で)事前にやっておかなければならないことがある。設定としては、ディーガ側の「宅外リモート接続設定」が「入」になっていること、タブレットの通信設定でPCが検出可能になっていることを確認。
確認できたらDiXiM Play for DIGA Windowsで「リモートサーバー設定」を選び、宅外視聴したいディーガの機種名を選ぶ。すると「リモートアクセス登録」の画面が出るのでそこで「OK」を選べば準備完了。
タブレットを外に持ち出し、スマホのテザリングを利用してネットワークに接続。DiXiM Play for DIGA Windowsを起動して「リモートサーバー」を選べばテレビが表示できる。
もちろん、現在放送中の番組をリアルタイムで視聴することが可能だ。
意外と宅外視聴の用途は限られてくるが
海外出張などでは便利
初期の目的である、部屋の中で子画面タブレットにテレビを表示する、ということには何の問題もなく、個人的にはそれで十分だ。
ただ、宅外視聴をしたいと思っているのであれば注意が必要だ。
通信環境による影響が結構シビアな印象で、ネットワークが混んでいたりすると絵がカクカクしたり止まったり、再生できないケースが発生するため、公衆無線LANではちゃんと再生されない可能性がある。
また、筆者のようにスマホのテザリングを使って受信する場合、通信品質と通信量には不安が残る。
一応、画質の設定はできるのだが、具体的な数値が表示されておらず、ちょっと不安になる。そもそもあまり画質を落としてはタブレットで見る意味もない。
考えうる便利な使い方としては、ホテルのネットワーク、または容量無制限のレンタルルーターを使って出張先で見る、というところ。
特に海外出張時に日本のテレビを見たい、というニーズに役立ちそうだが、実際に見られるかどうかは通信環境次第となる。
ちなみに、おうちクラウドディーガはNASとしての機能も持ち合わせており、PCからネットワークストレージとして利用可能。
また、スマホアプリ「どこでもディーガ」を使えば、外出先で自宅にあるディーガの映像(テレビや録画番組)を確認できるだけでなく、画像や音楽も再生できる。スマホしか使っていない人でもあると便利なレコーダーだ。