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書画カメラやホワイトボードなどの映像を合成して送信可能に

キヤノンITSのWeb会議「IC3」新版、複数カメラ入力に対応

2018年07月30日 10時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は2018年7月30日、Web会議システム「IC3(アイシーキューブ)」の最新版(V11.05)を発売した。新たに1台のPC上で最大4つのカメラ映像を合成して共有可能になり、人物と資料、ホワイトボードなどを同時に写しながら会議やセミナー研修などを進めることができる。

キヤノンITSのWeb会議システム「IC3」最新版。最大4つのカメラ映像が合成可能になった

 IC3は、キヤノンITSが2007年からオンプレミス向けパッケージソフトウェアとして提供を開始したWeb会議システム製品。2017年からはシステム導入の不要なクラウドサービス版の販売も始めている。PC、iOS、Androidに対応したクライアントアプリを提供しており、シンプルなGUIによる操作性と、モバイル回線などの狭帯域通信時でも途切れにくいすぐれた音声品質を特徴としている。

 最新バージョンでは、最大4台のカメラ入力を端末上で合成し、送信/共有することができるようになった。従来から備えるスライド画面などの資料共有機能と併せて、大人数の会議や遠隔セミナーで利用する際、話者と資料(デジタル/紙)、ホワイトボード、会場全景などを同時に写すような使い方ができる。なお、いくつかの画面合成レイアウトが用意されており、送信側画面でボタンをクリックすれば簡単に切り替えられる。

 また、新しい画面レイアウトを採用しており、画面端に参加者や各拠点/端末の映像の一覧が表示できるようになった。この映像をクリックすることで、話者をすぐにメイン画面へ表示させることができる。

会議参加者の一覧や各拠点/端末の映像一覧を表示するウインドウが追加された

 ゲストユーザーを招待する際の管理機能も強化されている。複数の社外パートナーなどをWeb会議に招く際に、会議主催者(管理者)がゲストの表示名を設定できるので、管理の効率化や匿名性確保が可能になっている。

 IC3の税抜価格(10同時接続の場合)は、クラウドサービス版の初期費用が10万円、同 年額費用が100万円。同条件のオンプレミス版ライセンスは、ソフトウェア(5ライセンス付き)が95万円、追加5ライセンスが30万円となっている。

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