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NTTのエージェントAIが的確な情報を訪日外国人に多言語で案内

AIを用いた訪日外国人向け観光案内サービス「奈良ガイドボット」開始

2018年07月27日 18時15分更新

文● 行正和義 編集●ASCII

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実証実験の概要

 近畿日本鉄道(近鉄)、西日本電信電話(NTT西日本)、日本電信電話(NTT)は7月27日、AIを用いた訪日外国人向け観光案内サービスの商用化に向けた実証実験を近鉄奈良駅で行なうと発表した。

 近鉄は奈良や伊勢志摩エリアなどの沿線の観光地において、急増する訪日外国人を含めた観光客に向けて言語に依存しない直感的な操作や、視覚的な案内を意識した経路案内や観光案内に取り組んでいるという。

「マルチモーダル・エージェントAI」では複数のエージェントが連携、答えられない質問に関しては別のエージェントが引き継いで対応する

 新たな実証実験では、近鉄奈良駅にNTT西日本がWi-Fi環境を構築、NTTが画像認識AI機能「かざして案内」と対話AI機能「チャットボット」を組み合わせた「マルチモーダル・エージェントAI」を提供。利用頻度やコンテンツ満足度、ネットワークを含むICT環境の快適度等を分析し、商用化に向けて検討を行なう。本実証実験においては、英語・中国語(繁体・簡体)に対応。

 期間は7月27日から8月10日、9時~15時の実施予定(7月27日のみ17時まで実施)。3社は今後、実証実験を通じて得られた技術を近鉄が推進する「シームレス案内」のプラットフォームとして活用するとしている。

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