ここでしか読めないネタの「連載」「特集」が満載!ASCII倶楽部情報局 第590回
スマホメーカー栄枯盛衰~山根博士の携帯大辞典 第98回
日本初の携帯電話を作ったNECがスマートフォン開発に乗り出すまで
2018年07月14日 19時30分更新
アスキーの会員サービスASCII倶楽部では、会員の方だけが読めるさまざまな連載や特集が毎日更新中。
本日は、ASCII倶楽部で2018年7月8日に公開した「日本初の携帯電話を作ったNECがスマートフォン開発に乗り出すまで」を紹介します。
NECといえば日本を代表する携帯電話メーカー。ドコモを中心に「N」の型番の製品を多数送り出してきました。スマートフォンも2画面端末などアグレッシブな攻めを見せましたが、2013年を最後に撤退してしまっています。NECのスマートフォンの歴史を振り返ります。
日本初の携帯電話を投入。PDAを送り続けた黎明期
NEC最初の携帯電話は1987年に発売された「TZ-802B」で、パナソニックとの共同開発品でした。それ以前にはショルダータイプの自動車電話も開発していましたが、片手で持ち運びできる携帯タイプの端末はこの製品が最初となります。海外では1983年にモトローラが世界初の携帯電話「DynaTAC 8000X」を発売しており、形状は同様のもので手のひら全体をつかってしっかりと握る必要のある大きさでした。
本体重量は900グラムと重いものの、外出先のどこでも電話できる利便性は人と人とのコミュニケーションスタイルを大きく変えるものになります。とはいえ当時は携帯電話の加入に保証金が20万円かかるなど、庶民には高根の花であり主な利用者は会社契約したビジネスユーザーでした。
その後アナログからデジタル方式(PDC)へと世代が変わり、携帯電話はより小型で性能がよく、端末の買い切り制度も始まったことでだれもが使うことのできる製品になっていきます。ドコモが1999年にiモード、2001年にW-CDMA方式の3Gサービスを開始すると日本の携帯電話は一気に高性能化が進んでいきます。NECも積極的に高性能携帯電話を次々に送り込んでいきました。
その一方で、NECはPDAを多数輩出していきます。「モバイルギア」の製品名で、最初のモデルは1996年に登場しました。「MC-P1」はペン入力のタッチディスプレー端末、「MC-K1」はQWERTYキーボード搭載機でした。OSはまだPocket PC/Windows Mobileが登場しておらず、MS-DOSに独自UIを搭載。もちろん携帯電話機能は内蔵していませんが、14.4kpbsのモデムを内蔵し電話線経由でNiftyサーブなどへの接続が可能でした。当時はISDN対応の公衆電話があり、電話線を接続して町中でもネットアクセスすることができる時代だったのです。
続きは「日本初の携帯電話を作ったNECがスマートフォン開発に乗り出すまで」でお楽しみください。
なお、こちらの記事の続きを読めるのはASCII倶楽部会員の方限定です。
ASCII倶楽部には、今回紹介した記事だけでなく、PCやスマホ、カメラ、テレビ、オーディオなどの会員だけが読める連載が毎日更新されております! さらに、週刊アスキー 電子版の最新号から過去4年ぶん以上のバックナンバーが読み放題となっております。
会員制読み放題サービス
ASCII倶楽部(アスキークラブ)
■利用料金
月額1000円+税(税込1080円)
※毎月1日~末日までの利用料金として
■支払方法等
●クレジットカード
* VISAカード/MasterCard/アメリカン・エキスプレスカード/JCBカード
●auかんたん決済
●ドコモケータイ払い
●Amazon アカウント
※auかんたん決済、ドコモケータイ払いを選択された方は、3日間無料キャンペーンをご利用いただけません。
※ご利用になる決済機関によって決済時期及び決済方法が異なります。
それぞれの決済機関が定める利用規約等をご確認ください。
■提供時期
月額利用料金の支払い後、すぐに利用可能。
■推奨環境 <端末・ブラウザ>
【PC】
・OS
Windows 7 以上 , Mac OS X 10.10以上
・ブラウザ
(Windows)Internet Explorer 11※Edgeは除く , Google Chrome , Firefox
(Mac)Safari
【スマートフォン】
・OS
iOS 8 以上 , Android 4.x以上
・ブラウザ
(iOS)Safari
(Android)Google Chrome
URL ASCII倶楽部
この連載の記事
-
第657回
sponsored
シャープAQUOS R2 compact実機レビュー 待望の超小型ハイエンドスマホ -
第656回
sponsored
LG gram 17実機レビュー = 世界初の17インチ・モバイルノートなのだっ!! -
第655回
sponsored
あのグーグルでさえもスマートフォン市場では迷走していた -
第654回
sponsored
Zaif仮想通貨流出 金融庁新戦略にも影響か -
第653回
sponsored
なぜ家電メーカー「ハイセンス」は中国スマホ市場で生き残れているのか -
第652回
sponsored
PCメーカー「レノボ」はなぜ中国スマホ事業でも成功できたのか -
第651回
sponsored
日本の仮想通貨業界 競争さらに激しく -
第650回
sponsored
20年前の秋葉原は街全体が電気屋のようだった -
第649回
sponsored
Windows 8発売でWindows MeのTシャツ着ちゃう イベントで起きた数々の伝説 -
第648回
sponsored
ビットコインETFとは何か 日本の動きは -
第647回
sponsored
Windows Vista販促のためにやりすぎた慰安旅行 - この連載の一覧へ